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クライン孝子の日記
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■2003/08/03 (日) 中国の将校も野田少尉の辞世に涙を流した!
昨日、『百人斬り』訴訟の拡大運営委員会が靖国会館で開催されました。
郷田さんからのメールです。
< 拡大運営委員会は完全にメデイアを閉め出し、約100名の参加者
で熱気あふれる会でした >
さらに、郷田さんがわがメッセージを代読、盛大な拍手を頂いたとのこと。
そして稲田弁護士は裁判についての説明に入る前に
「私も若い頃は、クラインさんのお話の国立大學勤務の女性のような
気持ちでした」と告白されたそうです。
先ほど、郷田運営委員長とお電話でお話しました所、
この野田少尉の辞世は、日本のかつての将校とそれから中国の現役の
将校との
中国での会合の折、日本側がこの辞世を紹介したところ、中国側の通訳は
涙をぼろぼろこぼしながら、中国側の将校に正確にきちんと通訳し、そのため
中国側の将校も涙を流したり、目を真っ赤にしていたそうです。
今一つ、わが母校滝学園の中・高担任の先生で、のち母校の校長になられ
ました櫻井一郎先生も運営委員の一人としてこの訴訟勝訴のために、
一肌縫いで頂くとのことを
郷田さんから、お聞きしました。
人間の縁って不思議なものですね。
以下私のメッセージです。
<「百人斬り」冤罪で向井・野田少尉二人が中国南京で処刑されて
から既に半世紀余りが経ちました。
一向にその汚名返上が実現しない現状に「我慢もここまで」と遺族
の方々が毎日や朝日新聞、それに柏書房を訴訟に持ち込稀増したそ
の勇気に敬意を表します。
今回その訴訟に当たってお二人の辞世を読み、改めて胸が熱くなりました。
ちなみに野田少尉は「死刑に臨みて。俘虜、非戦闘員の虐殺、南京虐殺
事件の罪名は絶対にお受け出来ません。
お断り致します。死を賜りました事については天なりと観じ命なりと諦め、
日本男児の最後の如何なるものであるかをお見せ致します。 −略―
我々の死が中国と日本の楔となり、両国の提携となり、東洋平和の人柱と
なり、引いては世界平和が到来することを喜ぶものであります。
何卒、我々の死を犬死、徒死たらしめない様、これだけを祈願致します。
中国万歳、日本万歳、天皇陛下万歳」。
そこで早速、一人でも多くの日本人に知って貰おうと、
と私のメールマガで紹介させて頂きましたところ、これを読んだ
ある国立大学勤務の若い女性から
「向井少尉と野田少尉の辞世の文は私にとって衝撃でした。
自分なりの情報収集結果から、戦争中のことに関して新聞、テレビ
や学校の歴史の授業で知ったことは間違いばかりであることは理解
していたのですが、このお二人がこんなに堂々と、恨み言も言わず亡
くなられたことについて、
『自分が同じ立場だったら無理だろう』」、
『死ぬ前に自分の国の未来を想えるだろうか』、
『戦前の日本人はこんな感じの人が多かったのだろうか』、
『同じように無実で殺された日本軍人は沢山いたのだろうなあ』、
『そういう方々の名誉回復に自分では何にができるだろう』
など、いろいろと考えさせられました」
というメールを受け取りました。
その他、若い人たちのこの訴訟への関心は大きく、また少しずつ
高まっております。
これぞまさに日本の明るい未来を象徴しているようで、
何とも頼もしい限りではありませんか。
この裁判に勝ちぬくために皆さんがんばりましょう!
ドイツからのエールをおくらせていただきます。
平成15年8月2日
クライン孝子 >
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21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦中にあって
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴30余
年のジャーナリストが刻々と現地よりレポートします。
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メルマガ発行者: クライン孝子 (フランクフルト在住 ジャーナリスト)
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