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クライン孝子の日記
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■2003/07/12 (土) 若い人の目を摘まないで育てよう!
昨日夕方、NHKのフランクフルト特派員だった有馬さんの日本帰国ということで、
お別れの会に出席しました。
息子は有馬さんのお陰で、一人前のジャーナリストにして頂きました!
息子も出席。
30人位の小人数で
集ったのは有馬親衛隊だった若い連中ばかり。
良い仕事ができたのは彼らのお陰だったって、彼も言ってた。
後任の兼清さんも引き継いで頑張るって。
さて、長崎少年殺人事件ではメールの山。
皆さん、有難う!
その一つ。
三十代の女医 Nさんは、
< ドイツにかつて駐在されていた奥様のご意見、本当に同感です。
さらに鴻池さんという大臣が、「加害者が責任を取れないなら、代わりに
親を出して、引き回し、鞭打ちでいい。学校の担任、校長も顔を出すべきだ」
とか言って、「言葉のあやで」と見苦しく撤回してました。
小泉首相は「不適切な発言ですね」とコメントしましたが、私は首相の「いつ
も他人事の態度で批評、無難に通り過ぎようとする」という感じが、しばしば
国民として不安に思います。
鴻池さんは「すべて加害者と親と学校の先生のせい」と、子供のように非難し
て、被害者の心情に配慮したつもりなのでしょうか。
自分の子供に問題が起きたら、すべてお母さんのせいにして逃げそうな人かしら、
と感じます。
私はドイツで少年犯罪の時に、「加害者の親も恥ずかしく辛いだろう。だが
裁くのは神である」と、同時に心を配ったという、孝子さんが「なぜ日本人は成
熟できないか」で教えて下さった話を思い出しました。
少子化、核家族化のため、不慣れでこわごわ子育てをしている人が多いで
しょうから、どういう時は強く叱ってでも止めるべきなのか、どういう時は優
しく話を聞くべきか、教える情報、機会を作る事は、とても大切なのでしょう
ね。
最近の日本人はお年寄りも大人も子供も、皆子供でわがままになった気も
しますし、子供のような親が子供を育てるんだから、おまけに情報化社会で必
要以上、時に有害な情報が行き交い、ますます子育てが難しいような気がしま
す。
私は子供がいませんが、誰かが子供を産み育てて下さらないと、やはり日本
の将来が心配です。
今日は素晴らしい意見をご紹介下さってありがとうございました。
孝子さんもお体お気をつけて(何てなれなれしいでしょうか?、でも切実
に)、また色々な事を教えて下さい。>
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21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦中にあって
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴30余
年のジャーナリストが刻々と現地よりレポートします。
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メルマガ発行者: クライン孝子 (フランクフルト在住 ジャーナリスト)
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