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米政策金利0・25%下げ
米連邦準備制度理事会(FRB)は25日、2日間開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利で短期金利の指標とするフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標について、米景気を本格的な回復軌道へと後押しするため現在の1・25%から0・25%引き下げ1・0%とすることを決定、即日実施した。
利下げは昨年11月以来約7カ月ぶり。FF金利は1958年以来45年ぶりの低水準となる。
FOMCはデフレ圧力を警戒する方針を声明で明確化した。米金融市場で予想された0・5%の下げ幅よりは小さく、景気動向次第で次回8月12日のFOMCで追加利下げに踏み切る可能性がありそうだ。
当面の金融政策の運営姿勢を、追加利下げの余地を残す現在の「景気重視型」や、「中立型」などで示す方式は一時取りやめた。新たに景気と物価に分け、2本立てで先行き判断を示す方針に転換、デフレ阻止への対応を強化した。
FOMCは声明で「米経済はなお安定成長へと回復していない」と指摘。景気見通しについて「今後、数四半期に下振れするリスクと、上振れするリスクがほぼ拮抗(きっこう)している」とし、不透明感が払しょくできないことを示した。
今後の物価動向について「物価上昇率が歓迎できないぐらい大幅低下する可能性は小さいが、インフレが再燃するリスクを上回っている」と指摘、「今後、その懸念が大きな課題になる」とし、デフレ圧力に強い警戒感を表明した。(共同)