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「胡蘭成、岡潔、世紀の対談(昭和四十三年五月四日)」を熟読玩味すべき時。
…佛教といわれてもいまいち釈然としないのだが。
投稿 平成15年06月22日07時30分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)六月二十一日(土)
(第六百十五回)
○「風動」は、昭和四十六年八月十五日創刊の、月刊誌(A4判、八頁)、
事実上、胡蘭成、岡潔お二人の共同編集である。
○この「風動」誌に、「鳥語花香」、と題された、胡蘭成、岡潔対談
(昭和四十三年五月四日)が、二十回に亘って連載されて居る。
○この対談は、岡潔邸で、七時間、続けられた、とある。
○これは、今、日本民族有志が、熟読玩味すべきものである。
○明治憲法について、
胡蘭成先生も、岡潔先生も、あれは間違い、
と言われる。
○教育勅語について。
「教育勅語は小我が自分と教えてしまいましたから....。
あれは真我を教えたんじゃありません。
あれは人の道。佛教で言う、天道にさえなっていない」
以上、岡潔先生の談。
○ちなみに、佛教の十界論は、
(1)佛界(ぶっかい)
(2)菩薩界(ぼさつ)
(3)縁覚界(えんがく)
(4)声聞界(しょうもん)
(5)天界(てんかい)
(6)人界(じんかい)
(7)修羅界(しゅら)
(8)畜生界(ちくしょう)
(9)餓鬼界(がき)
(10)地獄界(じごく)
○(7)〜(10)は四悪道、と言う。
○佛教とは、成仏(じょうぶつ)するための教え、またそのための
修行(しゅぎょう)を言う。
○岡潔説では、
教育勅語は、せいぜい、(6)の人界を、最高の段階とする、
きわめて程度の低いしろものに過ぎない、と成る。
○佛教からすればその通り。
○本物の神道からすれば、教育勅語など、問題外の猛毒である。
○こんなものを有りがたがって居るとは、日本民族は、気でも狂った
か、と言わざるを得ない。
○まして、孝明天皇弑逆実行隊長の疑いをかけられて居る売国奴国賊
伊藤博文の捏っち上げた、明治憲法など、悪魔主義的西洋帝国主義に
迎合した、反日本的反国体的、売国奴的文章に過ぎない。
○胡蘭成、岡潔対談(昭和四十三年五月四日)。
これは、きわめて水準が高い。
○しかし、今ようやく、民族滅亡の絶体絶命の瀬戸際に追い詰められて、
この「世紀の対談」を味読し、これに学ぶ条件が成熟した、と見る。
○この「対談」が熱心に読まれることを、切に望む。
(了)