現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件7 > 620.html ★阿修羅♪ |
|
ちょうど十年前、小泉郵政相(当時)は、カンボジアに派遣された文民警察官が殉職したとき、宮沢内閣で唯一、
PKO部隊「撤退論」を主張している。国会や閣議でも同様の主張をしているが、
『文芸春秋』九十三年七月号「撤退発言・私の真意」と題したインタビューが当時の彼の考えを良く表している。
「日本は、他国の自由と平和が重要だという認識においては諸外国と変わることはないにしても、
しかし、他国のために軍隊を投入することは憲法で禁じられ、
またよその国のために敢えて自国民の血を流すことまでは出来ないという判断に立っている」
「血が流れそうな地域には出ないということです」
「今後は武装解除されていないところには派遣しないということです」
「憲法の改正なくしては、西欧諸国と同様の活動は出来ないのです」
「日本国憲法下では国際貢献にも限界があり、欧米とは事情が異なるということを国際社会にわかってもらわなくてはなりません」
「汗は流しても血は流せない。それが国際社会で卑怯だと謗られるのだったら、甘んじて受けるしかない」
だが、今回、自衛隊を紛うことなき戦地であるイラクに送る「イラク特措法」の審議中、
自衛隊員の危険について聞かれた小泉総理は、こう言い切った。
「殺される可能性はないといえば、それは言えない、あるかもしれない。
相手を殺す場合がないかといえば、これもないとはいえない」
そして、七月二十三日、民社党・管代表との党首討論でも、こう言い放ったのである。
「どこが非戦闘地域で、どこが戦闘地域かと、いま、この私に聞かれたってわかるわけないじゃないですか」