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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030901-00000121-mai-soci
東京都文京区の日本医科大付属病院で昨年2月、入院中の指定暴力団住吉会幸平一家系組幹部が射殺された事件で、警視庁組織犯罪対策4課は一両日中にも、既に逮捕状の出ている同一家矢野睦会会長、矢野治容疑者(54)=現住建造物放火未遂罪などで起訴=ら3人を殺人と銃刀法違反容疑で逮捕する方針を固めた。
ほかに逮捕されるのは、矢野睦会系組長、辰力正雄容疑者(54)=同=と同会関係者の新居久三雄受刑者(56)=職業安定法違反の罪で服役中。
調べでは、矢野容疑者らは昨年2月25日午前9時ごろ、日医大病院東館1階の高度救命救急センター集中治療室のベッドで寝ていた矢野睦会の石塚隆幹部(当時54歳)に拳銃数発を発射し、殺害した疑い。石塚幹部は事件前日の24日、豊島区内の路上で脇腹を拳銃で撃たれて重傷を負い、搬送されていた。
事件当時、集中治療室前では警察官が警戒していたが、矢野容疑者の指示を受け、新居容疑者が窓ガラスを外から割り、辰力容疑者が約1メートルの至近距離から撃ったとみられる。室内には患者約10人と医師、看護師らがいたが、けがはなかった。
矢野、辰力両容疑者は対立関係にあった指定暴力団稲川会大前田一家の元総長宅襲撃事件(昨年3月)で群馬県警に逮捕され、既に起訴されており、警視庁は身柄の引き渡しを受け、3人を逮捕する。同課は元総長宅に対する別の襲撃(同2月)に失敗した石塚幹部の口封じが目的だったとの見方を強めている。(毎日新聞)
[9月1日3時19分更新]