現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件7 > 435.html ★阿修羅♪ |
|
暴追リーダーの店を狙った卑劣な犯行から十日。福岡県警は威信をかけて指定暴力団工藤会の摘発に乗り出した。動員した捜査員数は約四百人。無差別連続発砲事件が起きた一九九四年以来の捜索規模だ。二十九日に開催予定の「暴力追放緊急キャンペーン」を視野に入れた県警の暴力団壊滅作戦に、市民からは官民スクラムによる暴追運動の盛り上がりを期待する声が上がった。
「中長期的な視野から陰湿で卑劣な工藤会と対決し、必ず壊滅に向かわせる」。小倉北署の渡辺晋也署長は強い口調でこう語った。
工藤会の壊滅を目指す県警は三月、北九州地区暴力団犯罪対策室を設置。クラブ「ぼおるど」に爆発物を投げ込んだ組員が属する中島組に対しても威力業務妨害容疑などで摘発を繰り返した。しかし今年五月、「ぼおるど」の支配人が路上で刺され重傷を負い、そして今回の襲撃事件が起きた。
この日の一斉摘発はまさに県警の威信をかけたものと言える。暴追運動前日に実施したのも、市民運動との相乗効果で工藤会を追い込みたいとの狙いがある。県警幹部も「組織的な打撃を与え、暴追機運を高めたい」と話した。
こうした県警の姿勢に「ぼおるど」の経営者、藤原敬造さん(69)は「事件後ずっと不安だったが、警察が大規模な摘発をしてくれてよかった。今後も期待したい」と安どの表情を浮かべた。
また、藤原さんが会長を務める「鍛冶町・堺町を明るくする会」のメンバーの一人は「警察の姿勢を評価したい。明日の暴追キャンペーンも盛り上がるでしょう」。飲食店経営者も「暴追は警察が先頭を切るのが本来の姿。組の上層部まで追及してほしい」とエールを送った。一方で、繁華街の商店主は「暴力団は警察が手を緩めたすきを狙ってくる。今回も一時的な摘発では効果が薄い」。県警のさらなる奮起を促した。
■組員15人逮捕 恐喝未遂容疑など
北九州市小倉北区のクラブ「ぼおるど」襲撃事件を捜査している福岡県警は二十八日午後、指定暴力団工藤会の野村悟会長(56)の自宅=同区熊谷四丁目=に引き続き、同区神岳一丁目の工藤会総本部を殺人未遂と爆発物取締罰則違反の疑いで家宅捜索。同日までに別件容疑で組員ら十五人を逮捕した。捜索は四百人態勢で計十五カ所に上った。
調べでは、工藤会系中島組組員、城戸真悟容疑者=当時(33)=は十八日午後八時ごろ、小倉北区鍛冶町一丁目のクラブ「ぼおるど」に、手投げ弾とみられる爆発物を投げ込んで爆発させ、従業員ら九人に重軽傷を負わせた疑い。同容疑者は店外で従業員らに取り押さえられた後、死亡した。
逮捕者の容疑は、ヤミ金融を営んでいたとしての貸金業法・出資法違反や、不当な金銭要求を断られたことへの恐喝未遂など。県警は二十九日以降も断続的に摘発を続ける方針で、組織的な犯行の疑いがある襲撃事件の全容解明を進める。
また、小倉北署などは二十八日夜、強制捜査への報復行為を警戒、捜査員約六十人を投入し同区鍛冶町、堺町など繁華街に通じる主要道路三カ所で特別検問を実施した。(西日本新聞)
[8月29日2時34分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030829-00000033-nnp-kyu
何回も言ってるんだけど、死んでしまった容疑者の件は、事件にならないのですかね。