現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件7 > 194.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: <大麻>「Raphael」の元メンバーを逮捕 警視庁 (毎日新聞) 投稿者 エンセン 日時 2003 年 8 月 16 日 00:39:02)
「少年の薬物乱用」と聞くと、中学生以上の子を持つ保護者の世代は、シンナー遊びを思い浮かべるのではないだろうか。府内でシンナー乱用を理由に検挙された少年は91年の2593人がピークで、昨年は383人に減少した。
しかし、薬物のために人格が壊れていく問題の深刻さには変わりがない。
東大阪少年補導センター(東大阪市永和1)の来間規子センター長(51)は「最近の相談は女の子の保護者からばかり。少女のシンナー乱用は、援助交際や家出など、あらゆる非行と結びつきやすい」と話す。
「こんな子、よう引き取りません」。少女(17)のことを相談に来た母親がセンターで開口一番、こう訴えた。少女は中学時代にシンナーを覚えた。学校が面白くないと通学しなくなり、アルバイト先で知り合った友達から、シンナーをもらっていた。
少女はやがて家出し、覚せい剤にも手を出した。覚せい剤を打ったのは交際相手の30歳代の男だった。「たばこからシンナーに進むケースは以前から多かった。最近は覚せい剤にもごく自然に進んでしまい、少女たちに抵抗感は感じられない」と来間さんは嘆く。
この少女のように、年上の交際相手に覚せい剤を教えられるケースが多く、昨年、覚せい剤の乱用で検挙された中学生は11人いたが、全員が少女だった。シンナーや覚せい剤を買う金を稼ぐため、売春に走ることも多い。薬物が売春の報酬になるケースもあり、簡単に薬物を入手できるのだ。それだけ薬物依存を断ち切りにくいともいえる。
相談のあった少女は時々帰宅した際、母親に向かって意味不明なことをわめいたり、暴れたりするようになった。結局、少女は少年院に入ったという。
もう1人、センターに相談があり、家出中、シンナーでもうろうとしていたところを補導された少女(16)も覚せい剤の経験もあった。この少女は、いったん保護観察処分になったが、再びシンナーを吸うようになった。
来間さんは「中学を卒業するなど学校の枠組みがなくなると、歯止めがかからなくなる。シンナーをやめるには、仲間と手を切るとか、仕事を始めるとか、生活のパターンを変えなければ」と、薬物依存の怖さを話している。 【亀田早苗】
◇シンナー・覚せい剤の乱用
シンナーは減少、覚せい剤は横ばいが続く。覚せい剤乱用では昨年、9年ぶりに検挙された少女の数が少年を上回った。(毎日新聞)
[8月15日20時13分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030815-00000003-mai-l27