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(回答先: 辻元氏弁護人、起訴事実認める方針 早期結審の見通し (朝日新聞) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 8 月 08 日 23:34:39)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030809i501.htm
秘書給与をめぐる詐欺罪で8日、起訴された社民党の辻元清美・前衆院議員(43)は昨年3月の疑惑発覚後、何度も事務所スタッフらを集めて口裏合わせをするなど、事件のもみ消しを図っていたことが東京地検特捜部の調べで分かった。
辻元容疑者らによる秘書給与詐取疑惑は昨年3月20日に発売された週刊誌の報道で発覚。特捜部の調べによると、辻元容疑者は、名義借りしていた辺見真佐子元参院議員私設秘書(49)(起訴猶予)が週刊誌の取材を受けた直後、秘書らを集め、「辺見秘書には政策秘書給与の全額を渡していたことにしよう」と口裏合わせを持ちかけ、同日、同党本部で開いた記者会見でもそう説明していた。
しかし、その後、辺見秘書には名義借り料として月5万円しか渡していなかったことが否定できなくなると、辻元容疑者は同月26日に開いた訂正会見の前に、「渡していたのは5万円だが、電話でアドバイスするなど勤務実態はあったことにしよう」と再度、秘書らに口裏合わせを指示していたという。
辻元容疑者は警視庁の任意聴取に対し、「政策秘書に勤務実態はあった」と説明。逮捕された他の3人も「口裏を合わせたのだから、その線でがんばろう」と考え、任意の調べには、辻元容疑者同様、否認を続けていた。だが、逮捕後は全員、口裏合わせの事実を含め、容疑を全面的に認めているという。
一方、一緒に起訴された土井たか子社民党党首の元政策秘書・五島(本名・渡辺)昌子容疑者(66)が、名義借りを発案したのは、秘書の“だぶつき”が原因だったことも分かった。
調べによると、事件当時、社民党には議員の落選で失職した秘書が多かったことから、五島容疑者は名義借りを発案。秘書に名義を借りた謝礼が払えるほか、勤続年数が長くなって退職金や年金が増えるなどメリットがあると考えたという。
辻元容疑者は8日、弁護士を通じて、「今後は刑事的責任を全うしていく」などとするコメントを発表した。その中で、辻元容疑者は「多くの皆様にご迷惑、ご心配をおかけして、申し訳ありませんでした」と謝罪したうえ、「今回の件では『間違ったとき、そのことを認める勇気』を持たなければいけないということを学びました」と述べた。
◆土井党首「処分まだ考えていない」◆
起訴を受けて8日午後、東京・三宅坂の社民党本部で会見した土井たか子党首は、「国民の皆様に申し訳ない」と、用意したメモを一語一語かみしめるように読み上げた。
だが、質疑では、かたくなな態度も目立ち、「秘書給与の流用がほかにも行われていたのでは?」との問いには、「そんなこと、私は聞いたこともありません」と語気を強めて否定。辻元容疑者への処分については、「まだ何も考えていません。状況次第です」。8分ほどで席を立った。
福島瑞穂幹事長も、田中真紀子元外相が不起訴の見通しになったことに触れ、「与党より、野党に厳しい面はないだろうか」と、捜査に疑問を投げかけた。
(2003/8/9/04:28 読売新聞 無断転載禁止)