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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030807k0000e040081001c.html
指定暴力団山口組五菱会による組織的ヤミ金融事件で、出資法違反(高金利)容疑で指名手配された同会系貸金業総括経営者、梶山進容疑者(53)の関係先で押収されたヤミ金融の収益とみられる現金の札束が、独特の束ね方で統一されていることが、警視庁など合同捜査本部の調べで分かった。同会系ヤミ金グループ「TO」社長、松崎敏和容疑者(34)も、店長らに同様の方法で束ねるよう厳しく指示していたという。捜査本部は、関係者の供述などから、梶山容疑者が五菱会に上納するため、札の束ね方を統一させていたとみて調べている。
調べでは、押収された現金は、1万円札を100枚ごとに福沢諭吉の肖像など絵柄の向きや縁をきちんとそろえ、輪ゴムで中央を3本、左右を1本ずつ計5本でまとめていた。松崎容疑者が潜伏していた新宿区のマンションで押収された810万円のうち保管用の600万円、豊島区内の信用金庫の貸金庫に預けていた2000万円、さらにTOとは別グループの関係者宅から押収した600万円はいずれも同様に束ねられていた。
600万円を押収された関係者は、捜査員から「同じ束ね方だ、ヤミ金融の金だろう」と追及されて言葉に詰まり、渋々「そうです」と認めたという。
TOグループのある店長は、売上金の縁をそろえないで粗雑に束ねた時、五菱会の事務所に通っていた幹部から「『そんなやり方で、上に上げられるか。降格させるぞ』としかりつけられた」と供述しているという。捜査本部は、独特な札の束ね方が、五菱会への上納を裏付けるものとみている。【田中義宏】
[毎日新聞8月7日] ( 2003-08-07-15:00 )