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98年7月に和歌山市で起きた毒物カレー事件で、第一生命保険(本社・東京都)が林真須美被告(42)=1審の和歌山地裁で死刑判決、大阪高裁に控訴=と夫の健治受刑者(58)=詐欺罪で懲役6年が確定=に高度障害保険金計7259万円の返還を求めた損害賠償訴訟で、和歌山地裁(礒尾正裁判長)は5日、真須美被告らに全額の返還を命じた。
判決によると、真須美被告らは86年、知人男性(41)と健治受刑者を被保険者とする2件の保険契約を同社と結んだ。その後、2人とも全身まひの障害を負ったと偽り、それぞれ3003万円と4256万円の高度障害保険金の支払いを受けた。
刑事裁判では、同社の契約2件は、真須美被告がヒ素を使った殺人未遂事件に関連する内容として検察の冒頭陳述に記載されたが、起訴はされなかった。真須美被告側は「2件は保険金詐欺として起訴もされていない」と主張。会社側は「起訴されていないのは時効のため」と反論していた。
真須美被告らに保険金返還を求めた訴訟は、同社を含む7社のうち、生保1社が和解。残る生保4社と損保1社については、一部を除いて返還を命じる判決が出ている。【花牟礼紀仁】(毎日新聞)
[8月5日13時53分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030805-00001077-mai-soci