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【写真説明】焼失した折り鶴を台から出し、積み上げる消防隊員たち(1日午前10時)
折り鶴放火の関西学院大学生逮捕 14万羽焼失 きょう平松一夫学長ら三人が広島市の平和記念公園を訪れ、同市幹部に直接謝罪する予定
▽旅行中、「就職できず」腹いせ
一日午前七時五十五分ごろ、広島市中区、平和記念公園内の「原爆の子の像」周囲にある折り鶴台内部で、つるしてあった千羽鶴が焼けた。監視カメラの映像などから広島中央署は同日、大阪府東大阪市、関西学院大四年山本淳哉容疑者(22)が火を付けたとして、器物損壊の疑いで逮捕した。
調べでは、山本容疑者は同日早朝、旅行のため同じ大学の友人二人と乗用車で広島入り。平和記念公園を訪れた際、台の中で折り鶴にライターで火を付け、焼失させた疑い。「大学で留年が決まり、就職できず、むしゃくしゃしていた」と供述しているという。
燃えた折り鶴は、原爆の子の像を囲むように、九十センチ―百二十センチ間隔で九基設置してある台のうち、二基に収められており、約十四万羽に上る。隣接する二基の台の一部も焼けた。
出火当時、市が設置している監視カメラに三人の若い男が映っており、目撃証言とも一致。中央署が各署に手配して観光地を警戒中、広島県大野町宮島口のフェリー乗り場近くで、映像に似た山本容疑者らを発見した。
台は、折り鶴を風雨から守るため、市が昨年四月に設置。高さ二メートル、幅一―一・三メートル、奥行き三メートルのステンレスの骨組みに、強化ガラスが張ってある。平和記念公園では昨年二月、原爆の子の像の折り鶴が焼かれ、昨年三月には原爆慰霊碑の碑文にペンキがかけられる事件があった。
▽「言語道断」と謝罪 関学大が会見
広島市の折り鶴放火事件で、逮捕された山本淳哉容疑者が在籍する関西学院大学は一日夜、兵庫県西宮市のキャンパスで記者会見を開き、浅野考平副学長は「怒りや悲しみを新たにする時期に、言語道断というしかない。心からおわびします」と謝罪した。
ゼミを担当する嶋崎恒雄文学部教授によると、同容疑者は「多少欠席はあったが、元気の良い学生だった」。同大学は二日午前、平松一夫学長ら三人が広島市の平和記念公園を訪れ、同市幹部に直接謝罪する予定。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03080203.html
(中国新聞)
本学・学生の行為についてのお詫び
広報室 2003年 8月 1日
まだ理由、背景など十分に明らかにされたわけではありませんが、本学の学生、山本淳哉が広島「平和記念公園」内の「原爆の子の像」の折り鶴に放火したという事実は疑いないことです。これは多くの方の心を踏みにじる行為であり、関西学院大学を代表して心からお詫びを申し上げます。
とりわけ、8月は原爆投下に対する怒り、悲しみを新たにする時であります。学生のこの行為は言語道断という他ありません。特にみなさまのお気持ちを傷つけたことと思います。この点についても、お詫びを申し上げたいと思います。
学生の処分については文学部教授会において決定されることになろうかと思います。それとともに本学の責任者として、学長、私と広報室長が明日広島にうかがいお詫びを申し上げるつもりです。
関西学院大学副学長 浅野 考平
http://www.kwansei.ac.jp/kgnews/news-200308.html#745