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盗難通帳などで預貯金を不正に引き出される被害が続出している問題で、「預貯金の返還を銀行などに求めたところ、不誠実な対応をされた」という被害者の声が毎日新聞に続々寄せられている。中には「文句があるなら融資は返済してもらうと言われた」という例もあった。多額の預貯金がなくなった痛みに向き合わない金融機関側の対応に、被害者らの強い憤りがうかがえる。【江田将宏】
「芦屋という土地柄、1000万、2000万円の払い戻しは普通」
昨年9月、兵庫県芦屋市の銀行窓口で盗難通帳を使って一度に750万円が引き出される事件があった。払戻請求書に名前の誤記があったうえ、750万円もの額を一度で払い戻すような請求を受理した銀行の対応を被害者が問うたところ、行員はにこやかにこう語り、「機械で(印影を)照合しましたから」と責任を認めなかった。
「訴訟を起こすなら敵同士。敵に金は貸せない。融資全額をすぐに返済してもらう」
近畿地方に住む男性は、定期、普通預金計約900万円を地元の金融機関で引き出された。返還を求めた際の金融機関の不誠実な対応に、男性が訴訟の検討を伝えたところ、金融機関は男性の住宅ローンや親族が経営している会社への融資の返済を要求。男性は結局、泣き寝入りした。
「そんな額で厳密にやっていたら業務が滞る。数百万円引き出された人も大勢いる」
大阪市内で3年前、車上荒らしの被害に遭った男性は、地銀支店で預金38万円を引き出された。引き出した男は、別人の一部上場企業の名刺を所持し、「名義人に頼まれて来た」と告げたという。窓口は名刺のコピーを取っただけで引き出しに応じていた。ずさんな本人確認をただした答えがこうだった。
こうした対応について、金融機関側は「個別取引についてはコメントできない」としている。(毎日新聞)
[7月28日3時56分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030728-00000140-mai-soci