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JR総連、政府・マスコミによる露骨な組合破壊攻撃に抗議:[aml 34779] 朝日新聞に抗議の申し入れ
http://www.asyura.com/0306/nihon6/msg/408.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2003 年 7 月 26 日 00:45:26:0iYhrg5rK5QpI

Subject: [aml 34779] 朝日新聞に抗議の申し入れ
From: "O Yomono"
Date: Tue, 1 Jul 2003 19:02:01 +0900
Seq: 34779

皆様へ
 四茂野@JR総連です。
 [aml 34475] でお伝えしましたが、ビラまきに介入した会社管理者への抗議を
理由に6月12日、警視庁公安部はJR総連事務所など18箇所を家宅捜索し、
538点の物品を押収しました。これに対し、6月26日に捜索そのものが不当
であるとしてJR総連は準抗告を行いました。ところが、これに対抗するかのよ
うに警視庁はいくつかの新聞記者に押収物を見せ、JR総連が革マル派と「深い
関係にある」との記事を書かせたのです。
 JR総連は朝日新聞社に対し、以下の申し入れを行いました。押収物を勝手に
新聞記者に見せる警察も警察なら、それを平気で記事にする新聞も新聞だとあき
れております。
 昨年11月1日に逮捕された浦和電車区の7人の労働者は、今日で勾留8ヶ月
を迎えました。職場集会や仕事の合間の会話を犯罪に仕立て、警視庁公安部は労
働組合員を逮捕し、このような長期に及ぶ勾留を続けています。そのなかで新た
な攻撃として家宅捜索が行われました。これらは労働組合そのものをつぶそうと
する攻撃としかいいようがありません。
 私たちは屈することなく闘う決意です。ぜひ事態の推移を見守ってください。
-----------------------------------------------------------
2003年6月27日
朝日新聞東京本社 社会部長殿
全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)
執行委員長 小田 裕司
貴紙掲載記事に関する申し入れ
 貴紙は6月26日朝刊社会面で「JR総連に革マル派資料 警視庁、関連施設
で押収」との見出しのもとJR総連への家宅捜索に関する報道を行いました。そ
のなかで、警視庁公安部がJR総連関連施設で「過激派の革マル派の機関誌や著
作物を多数押収していたことが分かった」と報じました。
 また、6月27日朝刊社会面では「JR総連本部入居施設 革マル秘密組織巡
る文書」との見出しのもと、「過激派の革マル派内の秘密組織『トラジャ』『マ
ングローブ』についての文書があったことがわかった」と報じました。
 この報道は読者に誤解を招き、社会に対してJR総連に対する誤った印象を植
え付けるものと考えます。今回の捜索で革マル派に関する資料が多数押収された
にしても、そのことをもってJR総連と革マル派の「深い関係を示す」と言えな
いことは、以下の理由から明らかです。
 まず第一に、政党・党派の主張などを検討するのも労働組合の活動にとって必
要な作業であり、JR総連は現在も様々な政党・党派が発行する新聞・雑誌・パ
ンフレット・書籍を購入しています。ところが6月12日に行われた家宅捜索で
は、「革マル派に関する資料」のみが押収対象とされました。
 第二に、JR総連が入る目黒さつき会館には他にも様々な団体が事務所を置い
ており、その倉庫などには数十年前からの資料が保存されています。押収された
もののなかには、そうしたJR総連が結成される以前の、JR総連とは何ら関わ
りのない資料も含まれていると思われます。
 また第三に、JR総連は革マル派から様々な攻撃を受けてきましたが、そのな
かで種々の文書・印刷物が一方的に送りつけられたことがあり、押収物の中には
それらも含まれていると思われます。
 そもそも、事件捜査のために押収した資料を警察が貴紙に示すこと自体、異常
ではないでしょうか。押収物の中には個人情報にかかわるものも多く含まれてい
ると思われます。そうした押収物を所有者の承諾もないまま警察が貴紙に示した
ということは重大な人権の侵害、ひいては労働組合の団結権の侵害に該当すると
思います。
 他方、JR総連は6月26日に東京地方裁判所に対し、今回の捜索の不当性を
訴え、準抗告を行いました。正当な労働組合活動への管理者の介入に抗議したこ
とを口実に、会計資料など「事件」とはなんら関係ない労働組合のあらゆる分野
にわたる資料を大量に押収するのは不当であると判断したからです。
 貴紙はこの事実を全く報道せず、他方で警察から示された資料と情報をもとに
記事を作成しました。これは客観的であるべき報道の姿勢から大きく逸脱するも
のと言わざるをえません。
 たしかに、記事にはJR総連のコメントが載せられています。しかし、警察が
貴紙に見せた資料をJR総連は現在見ることができません。どのような資料かも
わからないままでは、警察側の一方的な主張に反論することは困難です。
 JR総連は以上の観点から貴紙が当該記事を掲載したことに厳重に抗議しま
す。
貴紙の見解を7月4日までにお聞かせ下さい。
以  上
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

自分でもどうしていたのかと思うほど6月は社会問題から昇天していた。仕事が忙しかったこともある。それゆえ長崎の男児誘拐殺害事件についても7月はじめは鈍感に反応していた。

ところがいろんなことが起きていたのだ。
有事法が衆議院を通過し、参議院で可決されるにおよび、機を同じくしてマスコミも政府も労組破壊攻撃を開始していた。それは昨年11月のJR東日本の組合員7名の逮捕拘留がいまだに継続されていることからも、組合(員)の思想弾圧から組合そのものの破壊へと攻撃がエスカレートしていることがわかる。

憲法9条を守る立場から、有事法反対、自衛隊のイラク派兵反対をJR総連は唱えている。
これは、戦前戦中をとおして多くの国鉄労働者が徴用され、列車を米軍の攻撃の標的にされ、殺されていったことへの反省から、当然の主張である。

ところが朝日新聞は警察と一体となって、総連が「解放」を購読していたとして、「JR総連はカクマルだ」「JR総連は過激派の巣窟だ」、とキャンペーンを張っているわけだ。過激派だからなにをするかわからない、とう論理だ。

「過激」とは何を意味するか。
それは彼らがもっともおそれる事態、すなわちストライキを行う権利を留保していることである。ストライキは革命のヒドラであるというわけだ。

そんなこといえば、私もインターネットで解放も前進もそのほかの機関誌も読んでいるが、解放を読めばカクマルであるという
ことか?阿修羅はカクマルか?神戸事件に疑義を呈することはカクマルか。長崎の事件を解明する立場は過激派か?

アサヒを筆頭としたマスコミや権力にはみなそう写るのだろう。

日本共産党を批判することは右翼か?しんぶん赤旗を読むなら日本共産党員か?

表現の自由、思想の自由が侵害されている。

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