現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件6 > 340.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 呼び捨てじゃなく、肩書きのままでいいだろと言っているのです 投稿者 マルクスの恋人 日時 2003 年 7 月 23 日 23:32:58)
「不快」とされるのが理解できなくはないのですが、以前はもっぱら「犯人」とされていたマスコミ呼称が、1980年頃から起訴前後に応じて「容疑者」と「被告人」を使い分け、しかも氏名の下につけるという敬称類似の用法が慣例化しています。
無罪推定を原則としても、報道では、誰が被疑者ないし被告人であるかを明示する必要があるでしょう。この場合、適切な敬称がないときに、「さん」を用いるとすれば、「容疑者(である)何某さん」となりますが、これは現行のように「何某容疑者」と呼称するのと、本来の語義からも、語感としても、そんなに違いがあるとも思えません。仮に氏名を報道しないとすれば、「容疑者(である)何歳男性」ですね。
以上は、もちろん、必要を超えて「容疑者」を連呼すべきとの意味ではありません。最初に「何某容疑者」を用い、その後に「何某さん」とすべきとする意見ならあえて反論しません。
より重要なことは、被疑事実について不当な先入観を与えないことと、断定表現では可能な限りニュースソースを明示することではないですか。特に、「何某容疑者が命を奪った」などの表現の方が問題ですね。