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http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030724i201.htm
社民党の辻元清美・前衆院議員(43)らによる秘書給与詐欺事件で、辻元容疑者の政策秘書に登録された佐々木美枝容疑者(56)と辺見真佐子・元秘書(49)が、捜査当局の調べに対し「政策秘書としての勤務実態が全くなかった」と供述していることが23日、関係者の証言で明らかになった。
辻元容疑者は昨年4月の衆院参考人質疑の際、辺見元秘書の勤務状況について、「アドバイスを受けていた」などと答えていたが、この答弁が虚偽だった疑いが強まった。
関係者によると、参考人質疑の2日前の昨年4月23日夜、辻元、佐々木両容疑者と、辺見元秘書らは都内で会合を持った。この席で、辻元容疑者は、関係者らとあらかじめ協議して自ら作成した答弁案のコピー数枚を配布。その中で、政策秘書の勤務実態について、佐々木容疑者、辺見元秘書から「国会の手続きなどについてのアドバイスを受けていた」とする案を示したという。
これに対し、辺見元秘書は「こんなアドバイスしていたかな」と疑問を投げかけたが、佐々木容疑者は黙っていた。その後、辻元容疑者が「これでいいですね」と2人に同意を求め、最終的にこの答弁案で了承されたという。
佐々木容疑者は、逮捕前の警視庁などの事情聴取に対しては、「(辻元容疑者に)電話でアドバイスするなど、政策秘書としての勤務実態があった」と繰り返し供述していた。しかし、逮捕後は、「アドバイスはしていなかった」と供述を一転させ、勤務実態がなかったことを認めたという。
佐々木容疑者は、任意聴取に対してウソの供述をしたことについて「金をもらっていながら、何もしていないということが恥ずかしいという認識だった。なかなか本当のことを言えなかったのは、辻元さんに迷惑をかけると思っていたから」と話しており、「肩の荷が下りた」とも述べているという。一方、辺見元秘書も、任意の事情聴取に対し、「アドバイスも何もしていない」と、勤務実態が全くなかったことを認めているという。
昨年4月25日に衆院で開かれた参考人質疑で、辻元容疑者は、辺見元秘書の勤務実態を問われた際、「だいたい立ち寄りは週1回。電話によるアドバイスは適時受けていた」などと、一部勤務実態があったと受け取れる答弁をしていた。
(2003/7/24/03:02 読売新聞 無断転載禁止)