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(回答先: 事件記録6冊車内から盗難/愛知、幼児連れ去り現場で弁護士 四国新聞 投稿者 エンセン 日時 2003 年 7 月 20 日 06:45:27)
泣き声うるさいと幼児連れ出し殺害、運転手逮捕…愛知
愛知県豊川市のゲームセンターで昨年7月、同県御津町広石、無職村瀬純さん(26)の長男、翔ちゃん(当時1歳10か月)が何者かに連れ去られ、殺害された事件で、同県警捜査1課と豊川署の特捜本部は15日未明、本籍・同県音羽町、住所不定、トラック運転手河瀬雅樹容疑者(36)を殺人、未成年者略取の疑いで逮捕した。
河瀬容疑者はゲームセンターの駐車場にトラックを止めて仮眠中で、「泣き声がうるさかったので連れ出した。申し訳ないことをした」と犯行を認めている。
調べによると、河瀬容疑者は、昨年7月28日午前1時ごろ、豊川市白鳥町のゲームセンター駐車場で、ワゴン車の中にいた翔ちゃんを自分のトラックに乗せて、御津町佐脇浜の岸壁まで行き、海に突き落として殺した疑い。
河瀬容疑者は、このゲームセンターの常連で、当日も駐車場にトラックを止めていた。特捜本部では、翔ちゃんの泣き声で起こされた河瀬容疑者が腹を立てて、犯行に及んだとみて、詳しい動機を調べている。
事件は、村瀬さんが兄らとゲームセンターで遊んでいた間に発生。村瀬さんが翔ちゃんをワゴン車内に寝かせておいたところ、行方不明となり、4時間半後の午前5時50分ごろ、現場から南に約4キロ離れた御津町地内の埋め立て地の岸壁沿いで、翔ちゃんの遺体が海に浮いているのをカニ採りに来た男性が発見した。死因は水死だった。
特捜本部では、翔ちゃんが車のドアを自力で開けられず、海岸まで歩くことは困難と判断、何者かが翔ちゃんを連れ去り、海に投げ入れて殺害したとみて捜査していた。
http://www.odn.ne.jp/odnnews/20030414i416.html
翔ちゃん事件、直後に車売却、偽装工作か 04/16(水) 11:58更新
去年7月、愛知県御津町の海岸で村瀬翔ちゃんが海に突き落とされ殺害された事件で逮捕された運転手の男は、事件後、まもなく、犯行に使った軽四自動車を売却していたことがわかり、警察では、証拠隠蔽を計ったものとみて厳しく追及しています。これまでの調べで、会社員、村瀬純さんの長男、翔ちゃん(当1歳10ヶ月)を海に突き落とし殺害したとして逮捕されたトラック運転手の河瀬雅樹容疑者(36)は翔ちゃんを連れ去ったあと、およそ1時間、自分の軽4自動車で連れまわしていたことが分かっています。その後の調べで、河瀬容疑者は、犯行後まもない、去年9月下旬、この軽4自動車を東三河地方の自動車販売業者に売却していたことが分かりました。警察では、河瀬容疑者が連れ去り現場で度々目撃されていた車を売却し、捜査の手が伸びないよう証拠の隠滅を図った可能性があると見て、引き続き厳しく追及しています。
http://www.tokai-tv.com/news/fnn-tokai/ondemand/20030416/20030416f_56k_1.html
1歳児連れ去り殺害 容疑で逮捕、36歳運転手「泣き声腹が立ち」/愛知・豊川
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03/04/16掲載
◆「仮眠中、起こされ」供述
昨年七月、愛知県豊川市のゲームセンター駐車場から、同市平尾町、会社員村瀬純さん(26)の長男翔ちゃん(当時一歳十か月)が連れ去られ殺害された事件で、未成年者略取と殺人の疑いで十五日未明逮捕された住所不定、トラック運転手河瀬雅樹容疑者(36)が、県警捜査一課と豊川署の特捜本部に調べに対し、「泣き声で起こされたので腹が立ち、連れ出して海に突き落とした」と供述していることがわかった。
河瀬容疑者は、昨年七月二十八日午前一時過ぎ、同市白鳥町のゲームセンター駐車場に駐車していた村瀬さんのワンボックスカーの中に一人でいた翔ちゃんを車で連れ去り、約四キロ離れた同県御津町佐脇浜の岸壁から三河湾に突き落とし、殺害したとして逮捕された。
調べに対し、河瀬容疑者は「駐車場に軽乗用車を止めて眠っていたら、斜め前に止まった車の幼児の泣き声がうるさく、目が覚めた」と供述。「腹が立ったので車に乗せ、海に連れて行ったらまた泣き出したので、突き落とした。申し訳ないことをした」と話しているという。
翔ちゃんが自力で現場に行くのは不可能なことから、県警は何者かが連れ去り、海に突き落とした可能性が高いとみて捜査。周辺の聞き込みから、河瀬容疑者がたびたび、ゲームセンター駐車場に車を止めて仮眠していたことがわかった。河瀬容疑者は犯行後、現場に戻って再び眠っており、県警は控えたナンバーをもとに事情聴取。その際、勤務先を偽るなど不審点があり、十四日朝から四度目の聴取をしたところ犯行を認めた。
http://chubu.yomiuri.co.jp/ren1/sonote030416.html
1歳10カ月の幼児の死
新聞社会面は世に極悪非道の絶えることがないことを日々思い知らさせてくれる。
分けても一昨日、15日の幼児殺害を報ずる毎日新聞の記事には茫然(ぼうぜん)
としてしまった。
昨年夏、愛知県豊川市のゲームセンター駐車場から幼児の姿が見えなくなり、やが
て4キロほど離れた「同県御津(みと)町の三河湾で水死しているのが見つかった事
件」のことを覚えておられようか。
村瀬翔ちゃんというその被害者は、幼児といったって1歳10カ月(当時)。まだ
乳児みたいなものだ。4キロもの独力移動なんぞとても不可能、何者かに連れ去られ
たことに疑いはなかったけれど、昨年7月末のその時には「行方不明」である以外に
確かなことは何も分からなかった。ぼくは奇妙な事件だなと思い、この欄でも取り上
げた記憶がある。ただ、分かっていた範囲から、幼児を深夜の駐車場に止めた車で寝
かしたままゲームセンターで遊ぶ親も親だという方向のことしか書けなかった。
15日、その犯人が判明したのである。
愛知県警豊川署特別捜査本部が、同県音羽町出身の「トラック運転手、河瀬雅樹容
疑者(36)を未成年者略取と殺人の疑いで逮捕した」のだ。
事件は昨年7月28日の午前1時ごろ起きた。調べでは、河瀬容疑者は「翔ちゃん
が乗っていた車の近くに自分の車を止めて寝ていた」。普段からよくあることだった
ようだが、その夜は翔ちゃんの泣き声で目が覚めてしまった。「車外に出ると、翔ち
ゃんが開いていた車の窓から手を差し出したため連れ出した」とある。「泣き声がう
るさく、頭に来て車で連れ出した。車内でまた泣き出したので、海に突き落として殺
した」というのである。
何ということだろう、と思う。
動機はうるさいと感じたことと、あとはまぁ眠いことだけという犯罪なのである。
事件から9カ月近くが経って、その間、事件についての続報はほとんでなかった。
ぼくは、こういう奇妙な事件はどんな道筋をたどって解決に至るのだろうかと関心が
高まるばかりであった。容疑者特定に結びついたきっかけは、捜査員が河瀬容疑者の
車のナンバーを控えていたことだったという。
殺害から約30分後、河瀬容疑者は「同駐車場に戻って再び寝た」そうで、だから
捜査員はナンバーを控えることができた。記事には「その後事情を聴くと、“会社の
人間と待ち合わせしていた”と供述。しかし、この会社が存在しなかった」とある。
1歳10カ月の幼児を海に放り捨て、同じ場所に戻り再び寝るという粗野な神経。
それもまた人間の有りようなのだという事実に、ぼくは茫然としてしまう。
<巖谷鷲郎>
http://www.tol.ne.jp/olivemart/olive7/news/back_syakai/2003-0417.html
豊川市男児殺害:
被告、起訴事実を全面否認 名古屋地裁
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愛知県豊川市の村瀬純さん(26)の長男翔ちゃん(当時1歳10カ月)が海に投げ落とされ殺害された事件で、未成年者略取と殺人の罪に問われた同県音羽町出身の住所不定、元トラック運転手、河瀬雅樹被告(36)の初公判が17日、名古屋地裁(伊藤新一郎裁判長)で開かれ、河瀬被告は「私は誘拐もしておりませんし、殺人もしておりません」と全面的に起訴事実を否認、無罪を主張した。
一方、検察側は冒頭陳述で、河瀬被告が事件の前夜に自分の子供に算数の勉強を教えた際に、妻に「教え方が悪い」となじられ、腹を立てて事件現場となったゲームセンター駐車場に向かった事実を指摘。妻とのいさかいが事件の遠因になったことを明らかにした。
河瀬被告は起訴されるまで捜査段階では一貫して起訴事実を認めていた。だが、この日の公判では一転して「(連れ去り現場の)駐車場に行ったことはあるが、この時間には行ってません。(殺害現場の)岸壁にも、その時間には行ってません。連れ去ったことも投げ落としたこともなく、事件についてはやってません」と述べた。
検察側冒頭陳述によると、河瀬被告は99年3月ごろから妻の母親方に同居していたが、折り合いが悪く、夜間は1人で豊橋市内などのゲームセンターの駐車場に止めた乗用車の中で寝泊まりをしていた。事件前当日の昨年7月27日午後8時半ごろ、妻といさかいになり、自宅を出た。28日午前1時10分ごろ、豊川市のゲームセンター駐車場で、妻とのいさかいのイライラで眠れず、さらに駐車中の乗用車内にいた翔ちゃんの泣き声がうるさいことに腹を立て、翔ちゃんを自分の軽乗用車に乗せ連れ去った。同1時40分ごろ、駐車場から約4キロ離れた同県御津町の三河湾岸壁から、翔ちゃんを海中に投げ落としおぼれさせて殺害した。
河瀬被告は当初、翔ちゃんを近くの公園に置いてこようとしたが、周囲にトラックなどがいたため断念。連れ去りが発覚すると困ると思い殺害した。
事件は愛知県警が殺人事件として捜査、今年4月に目撃証言などから浮上した河瀬被告を逮捕した。【遠山和彦、北村和巳】
[毎日新聞7月17日] ( 2003-07-17-12:30 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200307/17/20030717k0000e040061000c.html
翔ちゃん殺害を全面否認
愛知・豊川の連れ去り事件初公判
愛知県豊川市平尾町の会社員村瀬純さん(26)の長男翔ちゃん=事件当時一歳十カ月=を乗用車内から連れ出し、岸壁から海に落とし殺害したとして、未成年者略取と殺人の罪に問われた住所不定、元トラック運転手河瀬雅樹被告(36)の初公判が十七日、名古屋地裁で開かれた。河瀬被告は「誘拐をしておりません。殺人もしておりません」と述べ、全面的に起訴事実を否認した。
伊藤新一郎裁判長から「起訴事実に間違いはないか」と聞かれた同被告は「あります」と述べ、「(犯行現場に)その時間に行ってもいないし、連れ去ってもいない」などと無罪を主張した。
弁護側も起訴事実について「(翔ちゃんを連れて行った)岸壁の場所を特定してほしい」と検察側に求めた。河瀬被告は逮捕当初、容疑を認めていたが、その後は供述を二転、三転させていた。
起訴状によると、河瀬被告は昨年七月二十八日午前一時十分ごろ、同県豊川市白鳥町のゲームセンター駐車場で、村瀬さんの乗用車内にいた翔ちゃんを連れ出して自分の軽乗用車に乗せ、同四十分ごろ、同県御津町の海岸の岸壁から殺意を持って海に落とし、水死させた。
検察側は冒頭陳述で、河瀬被告が翔ちゃんを殺害した動機や海に落とすまでの経緯を明らかにした。
河瀬被告は一九九九年三月ごろから愛知県音羽町内の義母宅に住んでいたが、妻や義母との折り合いが悪くなり、ゲームセンターの駐車場などに自分の車を止め、寝泊まりする生活をしていた。
犯行前日の昨年七月二十七日、妻から頼まれて長男に算数を教えていたが、妻から「教え方が悪い」とののしられ立腹。同県豊川市白鳥町のゲームセンター駐車場に軽乗用車で行った。シートを倒し、窓を十センチほど開けて寝ようとしたが、妻からののしられたことを思い出し寝つけなかった。
一方、翔ちゃんは父親の純さんらと同日午後九時半ごろから同センターに来ており、純さんは翌二十八日午前零時ごろ、眠そうにしていた翔ちゃんを自分の乗用車の助手席に寝かせ、再びゲームに興じた。車はクーラーをつけるためエンジンを回していた。
河瀬被告はエンジン音で目を覚まし、斜め向かいに駐車中の車から泣き声も聞こえたため、ますます眠れなくなり、イライラを募らせた。自分の車を出て、助手席の窓から身を乗り出していた翔ちゃんを抱きかかえて自分の車に乗せ、自分の子どもを遊ばせたことがある同県御津町の三河臨海緑地公園に置き去りにしようと連れ去った。
公園には車や人がいたため「誘拐が知られてしまう」と断念し、海に落とすことを決意。トラック運転手の仕事で通ったことのある御津町の海岸に移動して、岸壁の端に立たせた翔ちゃんを両手で押し出して海に落とし、水死させた。
「何を言っているのか。極刑でなくては気が済まない」。河瀬被告が起訴事実を全面否認した初公判の後、村瀬翔ちゃんの父親、純さんは静かな口調に怒りをにじませて語った。
村瀬さん夫婦と、夫婦の両親ら七人が公判を傍聴。純さんは「(河瀬被告を)生で見たのは初めて。顔を見ただけで怒りがこみ上げた」というが、さらに感情が高ぶったのは罪状認否の瞬間。「すんなり認めると思っていたので、びっくりした」と話した。
「早く罪を認めて償ってほしい。裁判は長引くでしょうが、翔の仏壇には『絶対、かたきは取ってやる』と報告します」。純さんは唇をきっと締め、裁判所を後にした。
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/sya/20030717/eve_____sya_____008.shtml