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http://www.mainichi.co.jp/area/ibaraki/news/20030717k0000c008001000c.html
◇その後、トラブルの可能性−−遺体発見から1週間
五霞町川妻の町道脇にある用水路で、東京都足立区西竹の塚2、都立高校通信制課程1年、佐藤麻衣さん(15)の絞殺体が見つかった殺人、死体遺棄事件は、遺体発見から16日で1週間が経過した。
県警捜査本部の調べでは、佐藤さんは6日正午ごろ、父親に「午後10時ごろには戻ってくる」と言い残して外出。午後6時ごろ、一緒に食事をしたアルバイト先の同僚と別れ、埼玉県草加市内の神社の祭りに一人で出かけた。同7時ごろには一人で歩いているところを目撃されているが、その後、境内でかき氷店を出店していた女性(17)と知り合い、仕事を手伝っていたことが分かった。その際、佐藤さんは白いバッグを持っていたという。
8時半ごろには友人に携帯電話をかけ、その後は祭りで知り合った女性と別れて、神社近くの路地を県道松戸草加線に向けて一人で歩いていったという。佐藤さんのアルバイト先の上司が午後10時ごろ、佐藤さんの携帯電話に連絡したところ一方的に切られた。さらに、翌日午前0時ごろには不通になったという。
県警は、佐藤さんが神社を立ち去った後に、何らかのトラブルに巻き込まれた可能性もあるとみており、足取りを中心に調べている。また、9日に発見された佐藤さんの遺体は、6日に買ったばかりのスポーツウエアを着ていたが、他の遺留品はなかった。さらに、靴下に汚れがないことから、県警は室内で殺害され、現場に運ばれて遺棄された可能性が高いとみている。【宋潤敏】