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(回答先: 計画的自殺?部屋借りた理由は? 女児監禁、残る謎 (読売新聞) 投稿者 力なき市民 日時 2003 年 7 月 18 日 01:12:48)
「助けて−」とビル街の花屋に飛び込む手錠姿の女児、監禁先のマンションの一室では泣き叫び、足にも手錠の女児3人−。東京都稲城市の小学6年女児4人が13日から行方不明になっていた事件で、警視庁捜査1課と多摩中央署は17日、港区赤坂の短期賃貸マンションで4人を無事保護した。衰弱とショックで、2人は名前も言えないほどで、病院に収容された。隣室からは練炭自殺をした30代男の遺体が見つかった。4人はJR渋谷駅前で別の男にタクシーで連れ去られていた。非行少年で知られる『危険な渋谷の夏』で起きた異常な犯罪。誘拐から保護までの『93時間の空白』に一体、何があったのか。捜査1課は未成年者誘拐と監禁容疑で別の男の行方を追う一方、動機など事件の全容解明を急ぐ。
調べだと、女児4人が長期間、監禁されていたのは、港区赤坂2丁目の短期賃貸マンション「インターナショナルプラザ赤坂NO1」最上階の11階1101号室。
4人のうち1人が2Kの監禁部屋から逃げ出し、この日午後0時15分ごろ、赤坂2丁目のマンション向かいの花屋に助けを求めてきた。
従業員が「小学生ぐらいの女の子が『助けて』と言っている」と110番通報した。
赤坂署ではマンションに捜査員を急行させ、カギの掛かっていない監禁部屋に突入、残りの3人を無事保護した。
4人にけがはないものの、両手や足におもちゃの手錠を掛けられていた。逃げられないように入念に工作が加えられ、手錠の片方を水の入ったタンクにつながれている女児もいたという。
3人は精神的なショック症状と疲労で口をきけない状態だといい、渋谷区の日赤医療センターに搬送された。花屋に助けを求めた女児も、警察の簡単な事情聴取を受けた後、病院に向かった。
2人は極端に衰弱が激しく、自分の名前も言えない状態だという。
監禁部屋の隣の部屋からは、30代男の遺体が見つかった。男は椅子(いす)に座って全身に大きなポリ袋のようなものをかぶった状態で、足下には練炭が置いてあった。
現場の状況から、男がポリ袋をかぶって一酸化炭素中毒による自殺を図った。死後十数時間たっており、捜査1課では犯人グループの1人とみて捜査している。
助けを求めた女児の話だと、4人は13日午後1時ごろ、JR渋谷駅南口にあるモヤイ像の前で男に声をかけられ、タクシー2台に分乗して連れ去られたという。
女児は「死亡していた男と、声を掛けた男は別人」と話している。死亡した男は、声を掛けた男から「社長」と呼ばれていたという。
このほか、女がいたという未確認情報もあり、捜査1課では、複数犯との
見方を強めている。
これまでの調べによると、4人は11歳と12歳で、稲城市立小の同級生。13日午前10時ごろ、それぞれが「近所の体育館に行く」「スーパーに行って来る」と自宅を出てから連絡がなく、家族が捜索願を出していた。
所持金はそれぞれ数千円で、1人が持っていた携帯電話は電源が切られた状態になっていた。
4人のうち1人が「渋谷に行く」と話していたことや、別の友人から「いいアルバイトがあるので、渋谷に行かないか」と誘われていたことも分かっ
た。
このため、捜査一課などでは、捜査員約70人を動員して、非行少年たちが徘徊(はいかい)する渋谷駅周辺のセンター街などを中心に行方を捜していた。
容易に手がかりがつかめないことから、捜査1課では公開捜査に踏み切ることを検討していた矢先の無事保護だった。
捜査1課では4人から監禁中の様子などについて詳しく事情を聴き、犯人側の行動や動機について慎重に調べている。
監禁場所は営団地下鉄赤坂駅の南約300メートルで、マンションや事務所が立ち並ぶ一角。
7月17日18:00