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種元駿ちゃん(4つ)誘拐殺害事件で、付添人の一人、戸田久嗣弁護士は十五日、長崎少年鑑別所で中学一年の男子生徒(12)と面会。「日記を書く」「寝付きが悪い」など、少年の微妙な変化を感じ取る一方、事件については「少年から言葉が出てこない…」と戸惑いも見せた。面会後の取材での主な一問一答は次の通り。
―事件について少年はどう思っているか。
戸田弁護士 犯行状況などは詳しく聞いていないが、駿ちゃんとご両親、少年自身の両親に対し、「ごめんなさい」と語った。こうした思いを日記に書いている。「今回の事件は一生かけて償いを」と話すと、「はい」とまじめな様子で答えた。それ以上、何ら言葉が出ず、事件は思い出したくないという印象を受けた。
―表情の変化は。
戸田 「もし君が駿ちゃんの立場だったらどう思うか」と聞いた時、顔をこわばらせ、うつむいたまま黙り込んだ。あとは比較的落ち着いていた。「両親に会いたいか」と聞くと、「今のところそうは思わない」と淡々と答えた。
―精神鑑定は必要か。
戸田 私見だが、なくてもいいと思う。ただ、長崎家裁も必要な調査を行い判断するだろうし、(ほか二人の)付添人との相談も必要だろう。通常の刑事裁判と違い(審判では刑事責任能力の有無は問われないため)必要性は疑問に思う。
―健康状態は。
戸田 特に問題ないと感じた。しかし、なかなか眠れず、寝付きが悪いと言っていた。事件のことを考えているのだろう。
―刑事責任を問われない触法少年(十四歳未満)との認識があったか。
戸田 事前に認識していたかどうかは、聞いていない。場合によっては、今後話をする。
―少年の印象は。
戸田 風ぼうや物腰など全体の雰囲気から、小学校を卒業したばかりの幼さを感じた。ただ、よく読書しているし、頭のいい子だなと感じた。
2003年7月16日長崎新聞掲載
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/yuusatu/07/68.html