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長崎市の幼児誘拐殺人事件で、家裁に送致された少年(12)が在籍する長崎市の中学校の同級生たちが被害者の種元駿ちゃん(4)の冥福を祈って折り鶴を作り始めた。一方、駿ちゃんの遺体が見つかった同市万才町の立体駐車場脇の市道には花束やメッセージが連日、供えられ、市は16日午前、祭壇を設営した。
少年が在籍する長崎市の中学校では、少年と同じ学年の1年生が駿ちゃんの冥福を祈って鶴を折り始めている。校長は「作った折り鶴をいつ、どうするかは聞いていない。ただ、今の生徒たちの姿を温かく見守りたい」と話している。
同校によると、少年が補導された9日の夜、約30人の教職員は市教委から派遣されたカウンセラー5人によるカウンセリングを受けた。「自分たちに何がやれるかを考えて行動すれば、命の尊さを学べる」。その時、こんなアドバイスを受けた教諭が「駿君のために自分たちの行動をしよう」と生徒に投げかけ、自主的な動きにつながった。
生徒たちは学級活動の時間などに鶴を折っているという。
生徒に対するカウンセリングも続けられ、補導翌日からの2日間には1年生を中心に一日20人以上が受けたが、14、15両日は3人ずつと少なくなっており、生徒の動揺も収まりつつあるという。
校長は「生徒たちの表情も和らいできており、何か人のために尽くすことはないか、と模索しているようだ」と話している。【古田健治】
一方、駿ちゃんの遺体が見つかった駐車場脇の路上には花束のほか、駿ちゃんが好きだった仮面ライダーの人形、ジュースなどが並び、長さ約10メートル、幅約1メートルにも及んだ。遺体が発見された2日から、市民らが訪れて供え、手を合わせている。
メッセージも3、4通置かれている。
<痛かったろう 怖かったろう 大人がこれだけ周りにいて助けてあげられなくて本当にごめんね。(中略)駿君のことを生徒と一緒に語り合い、命を命と思わない心、自分自身の中にある邪悪な心と対決していく誓いをたてました>
「中学教師」の謝罪の言葉だ。
立ち寄った長崎市小江原町の主婦、木村深雪さん(33)は妊娠9カ月。手を合わせて駿ちゃんに「小さな命を空の上から見守ってください」と語りかけた。
6月末に64歳の母親を亡くした東京都江東区、会社員、峰脇英樹さん(39)は、五島への帰省途中に立ち寄った。「ニュースを見て大変な事件だと思った。母と駿ちゃんの死が重なって、命の重さを実感した。この年になってようやく命の大切さが分かった」
ただ、供えられたジュースは開缶したものもあり、腐り始めた花とともに、市はこの日、約200キロ分を撤去。前日に警察を通して駿ちゃんの両親の許可を得たという。代わりに8脚の長机を並べ、白のテーブルクロスをかけて祭壇を設けた。
【徳永敬、石田宗久】(毎日新聞)
[7月16日14時16分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030716-00001090-mai-soci
『家裁に送致された少年(12)が在籍する長崎市の中学校の同級生たちが被害者の種元駿ちゃん(4)の冥福を祈って折り鶴を作り始めた。』
この同級生の暖かい気持ちは尊重しよう。だけど、どんな気持ちで鶴を折っているんだ?
殆んどの生徒は、つい最近まで仲間だった少年を犯人だと信じて、少年が許せない、という思いで鶴を折っているのではないか?
そんな光景を思い浮かべると、学校のとっている正しいと思われている行動は、別の犯人がもしも現れたら責任がとれないと言ってもいい行動だ。