現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件5 > 654.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 駿ちゃんは本当に突き落とされたのか? 投稿者 まさちゃん 日時 2003 年 7 月 13 日 00:32:17)
まさちゃん、こんばんわ。
『「長崎幼児死亡事件」の考察 <その2> 』で、事件そのものの構図を妄想した内容を書こうと思っていますが、まさちゃんが提示された疑念について思うところを書きます。
Q1:「駐車場隣のマンションに住む男性会社員は同日午後9時55分ごろ、駐車場高層階から車がタイヤをきしませて下りてくる大きな音を聞いて」いるにもかかわらず、屋上での駿ちゃんの泣き声や犯人との格闘(?)、そして落下音(かなり大きな音のはず)についての(この会社員を含めて)証言はない。
--------------------------------------------------------------------------------------
甲高いと思われる駿ちゃんの泣き声が長い時間(数十秒や分単位)続いていたら気づいた人もいたかもしれませんが、中学生以上の男が犯人であればすぐに口をふさぐことができるだろうから、泣いたとしてもそれはなかったのではと思っています。
(後ろで書きますが、駐車場屋上にいたときや落下直前に駿ちゃんの意識があったかどうかも不明です)
同じ理由から、格闘の音も聞こえるほどのものはなかったのではと思います。
落下音ですが、若者が10階から飛び降り自殺した音を数十メートル離れたところで聞いたことがありますが、どすんという重々しい音でした。
4歳の子供というか駿ちゃんが8階(20m)から落ちたときにどの程度の音がするのかはわからないので、その検証は必要だと思います。
高いブロック塀と建物の間に落ちていますから、屋上から落とされたとしても、落下音はけっこう遮断されただろうと推測しています。
Q2:「遺体には数カ所の打撲のあとがあり、頭の骨が折れていた。」とあるが、頭部骨折は落下によるものと断定できるのか?凶器による打撲は考えられないのか?
----------------------------------------------------------------------------------------
「駿ちゃんは本当に突き落とされたのか?」という疑念は共有していますが、解剖所見まで嘘を付く理由が見当たらないので、だぶんあの場所に落下もしくは打ちつけられたことが死因なんだろうと思っています。
(とにかく、少年の担当弁護士は解剖所見を確認する必要がありますね)
Q3:まず建物とブロック塀との間の距離を知りたい。屋上から突き落とされて、その隙間に落ちるものかどうか、あるいはどのような突き落とされ方ならその隙間に落ちるか、などが検証できる。
----------------------------------------------------------------------------------------
「建物とブロック塀との間の距離」は、1mほどのようです。
「捜査本部の調べでは、駿ちゃんは立体駐車場とブロック塀との間の通路(幅一メートル)で見つかった。頭部から血を流し、体の数カ所に打撲傷があった。司法解剖の結果、死因は頭部打撲による脳障害と特定、駐車場の屋上から生きたまま落とされた可能性があるとしている。死亡推定時刻は一日午後八時ごろから二日午前零時ごろまでの間。遺体そばには駿ちゃんの衣類が散乱していた。駿ちゃんは衣服を脱がされた後、突き落とされ、衣類が投げ落とされたとみて調べている。」(「長崎新聞」7/3:http://www.nagasaki-np.co.jp/press/yuusatu/07/01.html )
落下したことが死因であれば、逆に、そこに落ちるかたちで落とされたということになります。
青いビニールシートが被せられている写真を見た感じでは、建物よりはブロック塀に近い位置に遺体があったようです。
1mの幅であれば、一部の報道にあるような投げ捨てられたとは考えにくいでしょう。
駐車場の建物構造詳細はわかりませんが、屋上近くから落とされたのなら、途中階で引っかからないように落とした程度だと思われます。
Q4:また、遺体のそばに衣類一式が落ちていたとあることから、屋上から俊ちゃんを突き落とした後、衣類も落としたとは考えにくい(もっと散乱するはず)。犯人は間違いなく、(転落させて死亡させたとするなら)一度は駿ちゃんの遺体のそばまで“衣類一式を置きに”行ったことになる。そんな危ない橋を渡るだろうか?
----------------------------------------------------------------------------------------
幼児の衣服・靴の遺留状況は諸説報道されているので、これも、弁護士が警察の調書を確認する必要があります。
遺体のそばなのか、駐車場の建物内部なのかもはっきりしていません。
Q5:さらに、ぷち熟女さんも疑問を呈していたが、転落死体がうつむけに(注:他の報道では体がまっすぐに伸びていたともある)きれいに倒れるものか?転落の仕方にも依るだろうが、操り人形状にはならないだろうか?やはり、犯行は、屋上からの突き落としではなく、駐車場の建物とブロック塀の間の物陰で駿ちゃんにいたずらしようとしたところで抵抗され、犯人に殴打された形ではないか?
----------------------------------------------------------------------------------------
発見された遺体は写真に撮られているはずですから、弁護士が写真や調書を確認する必要があります。
解剖所見で、どのような向きで地面に叩きつけられたかはわかるはずです。
そして、遺体がどのような姿だったかは、落下直前の幼児がどういう状態にあったかを示唆する材料になると思っています。
意識があったのかなかったのかも推測できるはずです。
意識がなかったのであれば無抵抗ですし、主として落とし方と重心の関係であるかたちで地面に到達すると思います。
解剖所見が正しいとしたら、駿ちゃんを地面などに打ち付けたときに落下とみなされるような傷がつくかどうかが、駐車場の建物とブロック塀の間の物陰で駿ちゃんにいたずらしようとしたところで抵抗されたから...という見方の可能性を支えると思います。
落下ではないかもしれないという観点は重要だと思います。
Q6:「二十歳代ぐらいの若い男」、「ニット帽をかぶり、Tシャツにパーカーようのものをはおった細身の不審な若い男」など(手口の類似性からおそらく同一人物)、手口が非常によく似た犯行が連続して起きているが、この犯人は無関係なのだろうか?おそらく、これらの事件で犯人は、商業施設で幼児をさらっても、同じ建物内でいたずらしようとすると“見つかる危険性が高い”ことを学んだはずだ。とすると、次は、さらった場所から離れたところでいたずらをしようと考えるだろう。そして駿ちゃんは将にそのケースだった・・・とは考えられないか?犯人が20歳代なら車の利用も問題ない。
----------------------------------------------------------------------------------------
ご提示の可能性は否定できませんが、そのような男が、家電量販店のゲームコーナーから騒がれずに駿ちゃんを連れ出して車に乗せるのは難しいだろうと思います。
突き落とされたかどうかわからないように、全裸で発見されたからといって、性的いたずらが目的だったとは断定できないはずです。
冷静に考えればわかっていることが意外に少ない事件なのに、思い込みの解釈や少年の“自供”(断片的でそれさえ食い違った報道がなされ、殺害に関しては「わけがわからなくなっていた」ですが)によって、あたかも構図全体がわかっているかのように扱われています。