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鴻池金四郎さまのありがたいお裁きで目が覚めました。壇上から「この事件を云々するやつ、真実を追及しようとするやつ勘弁ならん、市中引き回しの上ウチクビジャー!」と絶叫され、シラスに座らされていたわたくしめは思わず馬鹿な自分を知り恥いりました。お言葉痛みいる次第です。あれは、下衆のかんぐりを戒める警句だったんですね。
鴻池大臣、いや、支配階級のみなさま、私はこの事件の捜査が進むにつれ、私も乏しい情報ながらがどうも臭いなという感覚を持っていました。
それは少年が補導されたあとお決まりの「自供」。証拠はたった一つ、不鮮明なビデオ。記者会見では警察幹部も核心(屋上から突き落とした根拠は?----「いちお、少年自身の供述・・・」(あとは口もごもご)を突かれるとしどろもどろ。」
そして捜査が成功裏に進むにつれ、最終的には捜査本部の解除にあわせてあなたが有頂天になって用意周到に行った「打ち首」発言。これが事件の鍵だったのですねえ。やっとわかった。コイズミポチに「おいおい、鴻池君、あんまり露骨に手のうちを見せるんじゃるんじゃねえよ」とたしなめられてもやはり心の中は躁状態、それがやがて日本人民の激しい非難に会い鬱状態に陥るのではないかと懸念しています。あなたが願望していることと反対の現実が待ち受けているかも。
考えても見てください、はじめからおかしいことばかり。せめて完全犯罪を目指すのなら整合性を持たせなきゃ。老婆心から申し上げます。
それとも完全犯罪ではないほうがよいのだと?そのほうが私ども下衆には理解しやすいからだと?「首領さま」を褒め称える見え見えの芝居のように、はっきりしたほうがよいから、ということでレベルを下げて、お国の「本音」が見えるような事件にしたんですね。さすがあ天下の金四郎。あなたの指示だったんですか。
新聞記事からだけでも少なくとも、新聞社が「なぜこのような残虐な行為が行われたか」どうも腑に落ちない、というわけで現地ルポをやっています。
やってみてくれただけでも大いに参考となりました。
家電量販店では犯人は人ごみの中を誰にも気づかれずに駿君を連れ出していること、これは顔を見られちゃまずいから。量販店のカメラに映らないように(私は別の投稿でカメラは作動していなかった、という記事を読んだがどの記事だったか記憶がちとうせてしまった。捜査員が残念がっている記事です)連れ出しているが、これは絶対に見られたら困るという犯人の意図が見えています。しかも目撃者がいない。
これについて少年が「親のところへつれてゆく」と言って誘い出したなどと「供述」したとしているが、証拠がないのに供述だけというのはどうも。
そして路面電車。車内には、記者(西日本新聞)のルポでも30人は乗客がいたそうだが、7月1日当日の該当時間での目撃者はゼロ。運転士でもワンマンであれば乗降客に細心の注意を払う義務がある。それでも見ていない。目撃証言は運転士かその時間帯の乗客でなければ証拠能力がない。
さて、アーケードに到着。
アーケードはその日の人ごみはカメラだけが知っている。
白シャツに黒ズボンの男と青い服を着た幼児の二人連れが午後7字20分から午後10時までいったい何組通ったのか。
このアーケードの証人は防犯カメラだけ。
ところがあれほど量販店では顔を見られちゃまずいはずの犯人は、アーケードではこれ見よがしにカメラに映っている。白シャツに黒ズボンの男と青い服を着た幼児の二人連
れがはっきりと映し出されているそうだ。
ごていねいなことには犯人らしき白シャツ黒ズボンの男は「殺害後」と思われる時間にわざわざ一人でアーケードを歩いて戻ってきている、というおまけつき。
これが犯人割り出しの唯一の証拠。
ところがどっこい、防犯ビデオカメラは広角レンズだそうだ。これじゃ長いものも丸く映るってモノ。色彩については警察記者会見で明らかになったように「白黒が識別できる程度」。
しかも、である、なぜかビデオ録画は18台あるのに警察に「任意提出」されたのは9台。さらに驚きなのは、ビデオの再生には商店街の人々の立会いがなかったそうだ。
残りの9台は、鴻池さま、どうなったんでしょう。まさか「任意だからそれ以上は要求できない」とお答えになるんじゃないでしょうね。
残り9台には「5-6メートルの距離なら背格好で知人ならわかる」鮮明なビデオがあったんでしょう。だから12歳少年の両親にはたち合わせないで、駿君の両親には見せられる「不鮮明なビデオ」だけを「任意」提出「された」。それを立会人なしで「解析」して見せた。
新聞記事では「不鮮明」の理由を「ノイズ」としていたが、これははじめから広角レンズゆえに顔を特定しにくいのでどんなに解析しても「鮮明な」人相が現れるはずがない。まして「徽章」も丸まってるだろう。
おそらく残り9台のビデオは少年の両親が見たら「これは息子じゃない」と叫ぶような代物だったんですねえ。だから録画可能期間の1週間を過ぎて(つまり7月1日もカウントして7月6日まで、残り9台についてはノーコメントのまま)すべての証拠が隠滅できたのを見計らって少年犯人説と少年と両親を貶めるための悪評をリークし始め、ムードが最高潮に達したころ補導に踏み切った。
しかし量販店と殺害現場とされる駐車場では絶対に顔を見られないようにしている犯人がアーケードの広角レンズの前では堂々と二人連れであることをわざわざ知らせる工夫をしているのは何を物語るか。推理小説好きの者でなくとも、下手な芝居はわかるのです。
犯人はアーケードの防犯カメラが広角レンズであることを知っていた。だから大胆な行動にでた。鮮明に顔かたちがわかりそうなビデオは提出されないことも知っていたという推測が可能。
そして殺害現場とされる駐車場。管理人のいる駐車場です。ルポでは管理人の目を盗んで中に入ることができたそうですが、アーケードではあれほど大胆な犯人が駐車場にきた途端こっそりと侵入。これは量販店から連れ出すのと同じ手口。顔を鮮明に見られては絶対に困る人物のなせる技です。ここに少年の靴と同じもの(靴底の減り具合など問題外らしい。似ていればよいのだ)、生死不明だが駿くんの足跡をつけた。
実はここがヤマなのです。
なぜかここは県警本部の近く。
鴻池大臣さまはもうお忘れですか、1976年の警察官による内ゲバを装った襲撃事件を。
山口県防府警察署の警官吉野明さんを。まさかこの人もう50も半ばでしょうから体力も気力も落ちたでしょうに、襲撃部隊の第一線からは引いたんでしょうね。
中核派はこの襲撃を「軍報」(「前進」)で己の戦果として押し出しましたよね。
当時の中核対革マルは一般的に「内ゲバ」を展開していると言われましたが、吉野は「中核」のヘルメットを被った「必殺」隊員だったのしょう?
福永氏を「殺戮」するどころか予想以上の抵抗をされ顔を見られてしまった。
なぜ警察はこんなことをやったんですか?
中核派はこんなに恐ろしいことをやる党派だと宣伝するためだったんですか?中核をつぶすために革マルを殺そうとしたのですか?それとも革マルを殺すために中核をよそおったのですか?中核は警察が革マルを殺してくれたのだから警察は俺たちの友達だと仲良くしたのですか?それとも革マルは警察の敵だから殺すという論法で?吉野以外は誰だったのですか?
ところでこの襲撃は、警察が福永さんを革マルだと思い込んでいた誤爆でしたね。運動をやめた一市民を襲撃したのですから、市民は安心して眠れません。いつ夜襲をかけられることやら。いつ子供を殺されることやら。
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http://www.akanebooks.com/tatiyomi1.htm
内ゲバにみる警備公安警察の犯罪 より
● 犯人は現職警察官だった! 福永事件
76年12月5日、山口県防府市のあるアパートで、すでに革マル派とは無関係である一市民の福永哲郎氏が何者かに襲撃された。その日の朝、福永氏が引っ越しをするためにアパートの自室に入ろうとしたところ、その部屋に事前に潜んでいた三人の男に襲撃された。氏と引っ越しの手伝いにきていた弟の和夫さんは必死に抵抗。このとき襲撃者の顔を隠していたマフラーがずり落ち氏と和夫さんは襲撃者の顔をしっかりと目撃した。ところが事件から二時間後「現場検証」と称して現れた警察官のうちの一人が、なんとこの男と生き写しだった! その後の調査によってこの現職警察官・吉野明自筆の襲撃準備メモが見つかるなど、事件の謀略性が次々と明らかになった。福永氏は吉野らを特別公務員暴行陵虐致傷罪で告訴した。
<上>p429〜「ついに謀略の直接証拠がつかめた」より
←山口県警防府署警察官・吉野明(26歳・当時)
中核派を装い一市民を襲撃。反撃され正体を暴かれる
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鴻池さま、もうみなこの福永事件を忘れてしまったから大丈夫と安心するのはまだ早ぎますよ。ちょっと早すぎた饒舌だったかな?
最近はちと神経質なくらい過激派革マル派の危険性を喧伝していますが、JR総連は過激派ですか?また松川事件でもおこさなきゃやつらは退治できない、とでも?
当時人が殺されるたびに「内ゲバ」といわれたものが、この「内ゲバに見る警備公安警察の犯罪」ではそうではないという事実が膨大に蓄積されているそうです(私は読んでませんが)。
神戸事件も組織で動いたのは革マルでしたっけ?長崎の事件には革マル派をくちだしさせないほうがいいですよ。なんせやつらは獲物に食いついたら離さない。ハイエナのごとくたかってきますよ。神戸事件でいやというほど味わったでしょう。
鴻池金四郎さま、もう一言お聞きしたいのですが。
一応長崎の幼児誘拐殺人事件は闇に葬ることで一件落着かと思います。これでアメリカ幕府をる揺るがす凶悪犯は取り押さえ、市民には「恐怖と威圧」を与えることに成功しコイズミ征夷大将軍万歳かと。
ご慈愛深き金四郎さま、もうひとつ
支配階級のおえらい人たちはやはり根性なしの青少年を鍛えなおすべきだ、とおっしゃっているような気がします。
それには軍隊が一番だ、と?若者はみな一度は軍隊を経験せいとおっしゃってるんですよね。徴兵復活しかないようだと捕らえてよろしいんですね。どうも私のようなぼんくらには理解力が足りず申し訳ありませんが、なんせありがたいご配慮と感謝申し上げます。