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土屋義彦・埼玉県知事（７７）の資金管理団体「地方行政研究会」を巡る政治資金規正法違反（虚偽記入）事件を受け、土屋知事は１２日、辞職を表明した。

　同日未明の記者会見で、土屋知事は「これ以上、県民に迷惑をかけることは申し訳ない」と辞職の理由を語った。同事件では、土屋知事の長女の市川桃子容疑者（５３）が同法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕され、１１日には、知事公館や県庁知事室などが捜索を受けたことから、知事の周囲に辞職を求める声が高まっていた。

　土屋知事は、１２日午前１時からさいたま市の県庁庁議室で開かれた記者会見で、「県知事を辞任させていただくことになりました」とした上で、辞職時期については「速やかに手続きを進める」と語った。

　また、事件への関与については「神明に誓って全く関与していません」と改めて否定した。

　東京地検の捜索が行われた１１日は、県議会定例会の最終日で、捜索が進む一方、議会では知事の進退をただす質問が相次ぎ、土屋知事は「政治的責任を全うし、さらなる県政の発展のために全力を尽くしたい」と辞職の考えのないことを繰り返し答弁した。

　しかし、関係者によると、長女の逮捕や県庁への捜索など急展開する事態に対する世論の批判が予想以上に厳しいことに加え、知事自身が同研究会の代表として監督責任があることから、有力支援者たちが「もうもたない。一刻も早く辞職した方がいい」と家族に進言。家族から「晩節を汚す事になる前に辞職すべきだ」との説得もあり、同日夜、知事公館で県幹部と協議した上で、知事が辞職を決断したという。

　土屋知事は、清掃用品レンタル大手「ダスキン」（大阪府吹田市）の特別背任事件に絡み、長女の市川容疑者が社長を務めていたコンサルタント会社へのダスキンからの資金提供の発覚や、一部週刊誌による同研究会に対する疑惑が報道された際、県の調査結果を踏まえ、「報道された事実はない」としていた。

　土屋知事は１９６５年の参院選で初当選、７９年には第２次大平内閣で環境庁長官を務め、８８年に第１７代参院議長に選ばれた。９２年に埼玉県知事に初当選し、９６年から全国知事会長を務め、現在、３期目。（読売新聞）
[7月12日1時56分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030711-00000014-yom-soci

やっと辞職ですか。ずいぶんと長くおいしい事をしてきましたね。ごくろうさまでした。

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