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長崎市北陽町の会社員種元毅さん(30)の長男駿(しゆん)ちゃん(4つ)誘拐殺人事件に関連し、駿ちゃんが連れ去られた家電量販店(同市三芳町)から約一・五キロ離れた大型商業施設(同市千歳町)で四月下旬、家族と買い物に来ていた幼い男児が二日連続で男に連れ去られ、全裸にされるなどしていたことが四日、分かった。長崎署捜査本部は、家族のすきをみて男児を誘い、人目につきにくい駐車場に連れ込むなどの手口が駿ちゃん事件と酷似していることから関連を調べている。
調べでは、四月二十七日午後一時半すぎ、三歳の男児が家族と来店。両親と別れて二階の遊具施設広場で姉(9つ)と遊んでいたが、姉が目を離した五分ほどの間に姿が見えなくなった。行方を捜したところ、同二時十五分ごろ、五階のエレベーターホールで全裸で泣いているのを客が見つけ店側に通報した。
男児は「おじちゃんに連れて行かれ、屋上(六階)の階段踊り場で服を脱がされた」と話したが、男の年齢や特徴などについて、男児から証言は得られなかった。男児にけがはなかった。
遊具施設広場がある棟には駐車場が併設され、五階まではエレベーターで行き、屋上には階段を使って上る構造。男児の衣服は、屋上駐車場のすぐ下の建物外の路上に捨てられていた。
また、前日の四月二十六日には、同じ遊具施設広場で一人で遊んでいた男児(4つ)が男に五階駐車場まで連れて行かれ、突き飛ばされるなどして、あごなどに軽い打撲傷を負った。さらに、同施設では昨年三月五日にも、男児(7つ)がエレベーター内でズボンを脱がされる事件が発生。同十一月二十一日には男児(11)がトイレ内で下半身をさわられた。犯人はいずれも二十歳代ぐらいの若い男とみられているが、同一人物かどうかなど詳しいことは分かっていないという。
同施設には専門店やスーパー、長崎市役所の支所などが入居し、長崎大学近くの繁華街の一角にある。
■駿ちゃんと最後の別れ 葬儀に250人参列
「四年八カ月。元気でやんちゃだった駿と別れるのは本当に残念です。一緒にいてあげられなくてごめんね」―。種元駿ちゃんの葬儀が四日、父毅さん(30)の出身地、長崎県佐世保市の斎場で営まれた。約二百五十人の参列者が別れを惜しむ中、毅さんは悲しみをこらえ、ゆっくりと、駿ちゃんに語りかけた。
祭壇には駿ちゃんが楽しみにしていた七夕の飾りが供えられ、遺体を納めた小さなひつぎには、大好きだった仮面ライダーの人形、菓子などが一緒に入れられた。
親族の女性(80)は「言葉にならないほど腹の中は煮えたぎっている」。参列者の一人は「人間の行為とは思えない」と話し、いずれもが犯人への怒りを口にした。毅さんは、ひつぎに向かい「あすからは駿のいない生活が始まるけど、天国から、二度とこのような事件が起こらないよう一緒に祈っていてね」と気丈に最後の言葉をかけた。
ひつぎが霊きゅう車に運び込まれると、駿ちゃんの通っていた幼稚園の友だちが「駿ちゃんばいばーい」と大きな声で何度も呼びかけ、斎場の外で飛ばされた風船が空高く、昇っていった。(西日本新聞)
[7月5日2時16分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030705-00000019-nnp-kyu