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目撃証言など有力情報が乏しい中、長崎市の種元駿(しゅん)ちゃん(4つ)誘拐殺人事件解明の決め手となったのは、現場近くの同市浜町(はまのまち)の商店街に一カ月前に設置されたばかりの防犯ビデオだった。
犯行現場の家電量販店と駐車場ビルのビデオには録画機能がなく、犯人を特定する物証が乏しい中、捜査本部は遺体発見直後の二日午後から、駿ちゃんと犯人とみられる人物が写る映像がないか、周辺のパチンコ店などの防犯ビデオを懸命に当たっていた。
決め手となった商店街の防犯ビデオは、繁華街で落書きなどの被害が続いたため、浜市商店連合会・長崎浜市商店街振興組合が六月九日に運用を開始したもの。全長約三百六十メートルのアーケードのほぼ全域を、四十メートル間隔に設置した計十八台のカラーカメラで一秒に一コマずつ録画する仕組みになっていた。
カメラは高さ四・五メートルの位置から斜め下方を見おろす形で設置しており、最も近い場合、通行人を五、六メートルの位置で撮影ができる。通行人の背格好、服装の色や柄はほぼ分かり、同連合会は「知り合いなら見分けられる」という。
ただ、保存されたデータだけでは服に印刷された細かい模様や文字を判別するのは困難。白シャツに黒ズボン姿という犯人の服装が学校の制服に酷似していたため、捜査本部は画像処理や関係者照会などを行いながら、中学校などの絞り込みを一気に進めたもようだ。(西日本新聞)
[7月9日14時30分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030709-00000075-nnp-kyu