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長崎県警の久保崇明刑事部長と上川秀男捜査一課長は9日午後、記者会見し、「駿ちゃんの無念を晴らそうと頑張ったが、12歳の凶行ということで、むなしさを感じた」と述べた。しかし、補導された中学1年の男子生徒(12)の殺害動機や駿ちゃんとの接点など核心部分については「調査中」「分からない」と繰り返すなど、慎重な受け答えに終始した。
報道陣の質問には、上川捜査一課長がほとんど応答し、男子生徒が、駿ちゃんを駐車場ビルの屋上から突き落としたと認めたことや、駿ちゃんが行方不明となった大型電器店から路面電車で移動したことなどを明らかにした。
また、男子生徒を特定した決め手については「防犯ビデオ、聞き込み、現場資料から総合的に判断した。防犯ビデオは白黒などの色はわかるが、校章は全くわからない」と述べた。
しかし、報道陣の「(男子生徒は)駿ちゃんになんと声をかけたのか」「駿ちゃんとの接点は」「なぜ駐車場に連れて行ったのか」との質問には、「調査中だ」を繰り返した。
市内の商業施設で起きた類似事件の対策が不十分だったのではないかとの質問には「(今回の事件との)関連性はわからないが、今後、対策はとりたい」と述べた。また、駿ちゃんの両親には「午後4時の(児童相談所への)通告後、報告した」と明らかにした。(読売新聞)
[7月9日23時12分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030709-00000313-yom-soci