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http://www.asahi.com/national/update/0710/002.html
ネットに補導少年の個人情報 法務省が管理者に削除要求
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長崎市の男児誘拐殺人事件をめぐり、9日、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」に、補導された男子生徒に関連して複数の氏名が書き込まれた。法務省人権擁護局は同日夜、「人権侵害にあたる」と判断し、掲示板の管理者に、氏名に関する書き込みの削除を求めた。
「2ちゃんねる」はネット上の巨大掲示板。月に400万人がのぞくといわれる。今回の事件をめぐっては、9日以前から「スレッド」と呼ばれる書き込みコーナーができていた。
この日朝、男子生徒の聴取が報道され、午前10時すぎに「誰が犯人なの?」という問いかけが書き込まれた。長崎県警の記者会見がテレビで放映された直後の午後5時半には、「みんなで犯人の正体をあばこう」と呼びかける投稿者もいた。
これらに呼応するかたちで、「殺人犯の身元を完全特定!!」「犯人の少年、○○君だっけ」といった表現で、少なくとも3人の氏名が書き込まれた。
長崎市内の中学校名を挙げる者や、「犯人はこの中にいる」と生徒30人余りが写った集合写真を送った者もいた。「デマの可能性がある」とことわりながら、男子生徒の両親の職業に関する投稿もあった。
投稿者はいずれも匿名。この日の書き込み数は午後11時までに2000件を超えた。
法務省人権擁護局は、こうした投稿のうち7件について「未成年者の氏名を出して犯人扱いする書き込みであり、人権侵害にあたる」と判断。午後11時前、管理者に削除を求める電子メールを送った。
法務省は昨年、ネット上で75件の人権侵害を確認し、削除を求めた。しかし、管理者側が要請に応じたのは25件だった。一昨年の削除要請は38件で「年々増える傾向にある」という。
社会の大きな関心を集める事件が起きると、ネット上の掲示板やホームページには、さまざまな情報やうわさが飛び交う。97年に神戸市で起きた連続児童殺傷事件では、容疑者の少年の氏名を特定する書き込みがあった。写真週刊誌がのせた顔写真を転載したホームページもあった。
また、名古屋市で起きた5000万円恐喝事件でも、00年4月に逮捕された少年らの氏名や住所、電話番号、自宅の写真などをのせたホームページがあった。
(07/10 06:04)