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長崎市北陽町、会社員種元毅さん(30)の長男で幼稚園児の駿ちゃん(4)が誘拐、殺害された事件で、長崎県警捜査本部は9日、同市内の中学1年の男子生徒(13)が事件にかかわった疑いが強いとみて、重要参考人として任意同行を求め、事情聴取を始めた。
男児を連れ歩く姿を撮影した防犯ビデオが決め手となった。捜査本部は、男子生徒を補導する方針で、さらに、詳しい動機や余罪を調べる。
駿ちゃんは1日午後7時ごろ、両親や妹と同市三芳町の大型電器店に買い物に訪れ、約20分後に行方不明になった。2日午前9時45分ごろ、約4キロ南の同市万才町の立体駐車場・築町パーキングビル(地上7階、地下1階)敷地内のビルの壁とブロック塀(高さ約2メートル)のすき間(幅約1・5メートル)で、遺体となって発見された。
頭から血を流し、裸でうつぶせに倒れた状態で、衣服も近くで発見された。司法解剖の結果、死因は高所からの転落による頭部強打で、1日午後8時から2日午前零時にかけて死亡したとみられる。
県警は、誘拐殺人事件と断定し、長崎署に捜査本部を設置。捜査員180人を投入して、大型電器店や遺体発見現場周辺などで、集中的な聞き込み捜査を展開した。さらに、駐車場周辺に設置された防犯ビデオも入手し、2人の足取りを追った。
その結果、駐車場近くの同市浜町のアーケードに設置されていたカメラに、駿ちゃんと見られる男児と一緒に歩く若い男の姿が映っていたことが判明。駐車場屋上などに残っていた靴跡から割り出したスニーカーと酷似する靴を履いていることもわかった。
男は中高生の夏用の制服によく似た白いシャツと黒いズボンを着用しており、捜査本部がカメラの映像をもとに割り出しを進めたところ、この男子生徒が浮上した。
14歳未満は、刑法に触れる罪を犯しても、刑事責任を問われない。児童相談所で少年や保護者から事情を聞き、福祉事務所による生活指導など、その後の方針を決める。(読売新聞)
[7月9日10時12分更新]