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(回答先: どこまで行っても危機管理の出来ない自眠党 投稿者 漂泊者 日時 2003 年 7 月 04 日 12:18:33)
4日午前7時10分ごろ、北海道富良野市を訪問中の天皇、皇后両陛下の専用車に、白い軽乗用車が後ろから近付いた。接近を阻止しようとした皇宮警察の白バイに軽乗用車が衝突、はずみで白バイは専用車に接触し、専用車の右前部が壊れた。
両陛下にけがはなく、現場に3分停車した後、出発された。警察庁によると、両陛下の専用車が車列妨害で被害を受けた例はなく、同庁はなぜ事件を防げなかったか調査を始めた。
北海道警は軽乗用車を運転していた住所不定の古泉靖容疑者(35)を公務執行妨害の現行犯で逮捕した。古泉容疑者は意味不明の言葉を繰り返しており、道警で動機を追及している。
調べによると、事件があったのは富良野市学田三区の国道38号線。この日の車列は、散策に近いお出かけのため、通常よりやや短く、車5台と白バイ6台で構成されていた。両陛下の専用車は前から2台目。
古泉容疑者の車は、対向車線にはみ出る形で護衛の警察車両などを次々と追い越し、専用車に近づいた。両陛下が車内から沿道の人に手を振られていたため、車列はかなり低速で進んでいたという。
お出かけの際の警備は、両陛下の意向もあり、緩やかな警備が定着している。このため、車列の前後の一部区間が通行止めとなるものの、原則的に対向車線は規制していない。ただ、車列の追い越しまでは認めておらず、今回のケースでは、専用車より後ろにいた白バイ4台、護衛などの車3台のいずれかが事前に制止する必要があったという。
両陛下は、2000年3月の有珠山噴火で被災した地区の慰問などのため、1日から4泊5日の日程で北海道を訪問されていた。この日は午前7時にホテルを出発、中富良野町のラベンダー畑に向かわれる途中。両陛下はラベンダー畑で予備の車に乗り換えられた。
警察庁によると、皇族の車列を妨害した事件は、主なものだけで戦後11件。現天皇陛下の即位後は、1990年10月、秋季国体で福岡市を訪問中の両陛下の車の直前に男2人が飛び出した事件や、同年12月、京都市内の交差点で男女2人が発煙筒と爆竹を投げつけた事件などがある。
(2003/7/4/13:18 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030704i304.htm