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http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2003/0806-2.htm
◎ 全国の地殻変動概況
国土地理院が全国に展開しているGPS連続観測網の観測結果を解析して求めた地殻変動を表したものです(別紙1、2、3、4、5、6、7)。
東海地域及びその周辺においては、2001年頃からの長期的な地殻変動が継続しています。
過去1年の地殻変動は別紙8のとおりです。
◎ トピックス
○ 東海地域およびその周辺に見られるプレート境界のゆっくり滑りに起因すると思われる長期的な地殻変動は、最近では2001年に比べてやや小さいように見えるものの、依然継続しています(別紙9、10、11)。
○ 7月26日午前7時13分頃に発生した、宮城県北部を震源とする地震(マグニチュード6.2)活動に伴って、GPS観測により電子基準点「矢本」で南東方向に約16cmの変位及び約8cmの隆起が観測されました。
仙台市から石巻市に至る地震前後の水準測量結果には、鳴瀬町から矢本町にかけての路線で隆起が認められ、鳴瀬町で最大13.9cmの隆起が観測されました。地殻変動から求めた断層モデル(暫定)は西側隆起の逆断層で、モーメントマグニチュードは6.1と推定されました(別紙12、13、14)。
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本件に関する問い合わせ先
国土地理院
〒305-0811茨城県つくば市北郷1番
測地観測センター 地震調査官 畑中 雄樹 (029-864-4825)
地理地殻活動研究センター 地殻変動研究室長 今給黎 哲郎 (029-864-6925)
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全国の地殻変動概況の補足説明
1.全国の1ヶ月の地殻変動(2003年6月上旬から7月上旬、別紙1) ・ 硫黄島内の地殻変動ベクトルは、島内で長期的に続いている変動を表しています。
2.地方別の1ヶ月の地殻変動(2003年6月上旬から7月上旬) (1) 北海道地方(別紙2)
・ 目立った変動は見えません。
(2) 東北地方(別紙3)
・ 目立った変動は見えません。
(3) 関東・中部地方(別紙4)
・ 目立った変動は見えません。
(4) 近畿・中国・四国地方(別紙5)
・ 目立った変動は見えません。
(5) 九州地方(別紙6)
・ 目立った変動は見えません。
(6) 沖縄地方(別紙7)
・ 大東諸島における北西方向の変動は、定常的なプレート運動によるものです。
3.全国の1年間の地殻変動(2002年7月上旬から2003年7月上旬、別紙8) ・ 全国的にプレート運動による定常的な変動が見られます。
・ 伊豆諸島付近には特徴的な変動が見られます。
・ 小笠原諸島、青ヶ島、大東諸島における変動は、定常的なプレート運動によるものです。
・ 硫黄島に見られる大きめの地殻変動ベクトルは、島内で長期的に続いている変動を表しています。