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http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/jul/o20030728_10.htm
宮城県地震 大学院生予測していた!
「8月下旬までに起きる」
3週間前に仙台市に報告
宮城県連続地震の3週間前に、ある大学院生が「8月下旬までに宮城県沖を中心とした地域でマグニチュード(M)7クラスの大地震が起きる」と予測、仙台市に伝えていたことが28日、分かった。この大学院生は過去の地震の発生前に、AMラジオの周波数帯の電磁波ノイズが急増することに注目。6月上旬、仙台市内の大気中の電磁波の変化から、過去のデータを基に「30%の発生確率」と予測していた。
電磁波ノイズ急増に注目
地震と電磁波の関係は、地震発生前に起きる岩石の微少破壊で、大気中の電磁波に影響が出る、との仮説が研究者の間からも唱えられている。
関係者によると、この大学院生は東北から九州までの計20か所に設置された電磁波探知機で、地震発生前に発生する「電磁波ノイズ」を観測。6月上旬、今回の地震につながる変化をキャッチしたという。仙台市内の電磁波ノイズ検出用アンテナが、普段の15倍以上のノイズをカウント。過去のデータを基に、宮城県牡鹿半島沖を中心としたエリア内で、6月21日から8月25日までの約2か月の間に、3割の確率でM7・1〜7・9の地震が起きるとの予測をまとめたという。
宮城県では5月26日夜にも震度6弱の地震があったばかり。7月初旬、仙台市側はその対策のための話し合いの席で、大学院生から話を聞いたという。
宮城県北部で震度6以上を3回観測した今回の地震は予測エリア内で起きた。ただ、最大M6・2で地震の規模は予想より小さかった。仙台市側は「雑談のような形で聞いたが、個人的な研究の範囲にとどまるもので、それを基に市が対応することは難しい。電磁波による地震予測については初めて聞いた」としている。
電磁波と地震発生については、1995年の阪神大震災でも発生前に前兆現象とも受け取れる電磁波の異変が確認されており、何らかの関連性があるとみられている。しかし、電磁波はほかの要因でも観測できることから、地震との因果関係ははっきりしない。専門家の間でも、すぐに地震予知につなげるのは難しいとの見方が多いのが現状だ。
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東北大教授「死者ゼロは奇跡的」
宮城県連続地震で、建物に被害のなかった住宅でも室内の大型家具の倒壊が多数みられ、学校の被害も大きかったことが28日、東北大・災害制御研究センターの源栄正人教授らの現地調査で分かった。
子どもや乳幼児に多数の犠牲者が出てもおかしくない激しい揺れだったが、震度6クラスが3度続いたにもかかわらず死者はなく、宮城県まとめで500人を超えたけが人も、ほとんどは軽傷だった。同教授は「死者ゼロは奇跡的だ。地震が深夜や早朝だったことや、たまたま夏休みだったのが幸いした」と分析している。
余震とみられる揺れは28日未明以降も午後3時までに300回を超えた。午前4時過ぎには震度5弱を記録した。