現在地 HOME > 掲示板 > 地震・天文7 > 234.html ★阿修羅♪ |
|
http://www.asahi.com/science/update/0805/002.html
宮城県北部で起きた地震で、土木学会と地盤工学会の合同調査団が、地元自治体の震度計の設置場所について「必ずしも適切ではなく、揺れを正確に記録できていなかった可能性がある」と指摘している。
今回の地震では、前震の際、同県鳴瀬町で観測史上最大の加速度2005ガルを記録。本震でも同県鹿島台町で1605ガルを観測した。00年の鳥取県西部地震の1482ガルを上回った。
調査団は震源周辺を見て回った。団長の神山眞・東北工業大教授(地震学)は「鳴瀬町の震度計は高さ約1メートルの斜面のすぐ上にあった。斜面は平地に比べて不規則な震動をするため、地盤の揺れを正しく測れない恐れがある」と話す。
震度計は周囲の影響を受けない平らな場所に置かなければならないが、建物の中やすぐ外側に設置した例もあり、建物の揺れの影響を受けた可能性があるという。
震度計の設置方法を指導している気象庁地震津波監視課は、「設置状況を書面と写真で報告してもらって指導してきたが、理想的な置き方ではないケースもあるかもしれない。検討したい」と話している。 (08/05 17:41)