現在地 HOME > 掲示板 > 地震・天文7 > 206.html ★阿修羅♪ |
|
http://www.shizushin.com/jisin/news03072907.html
最大震度6強を記録した宮城県連続地震で、建物に被害のなかった住宅でも室内の大型家具の倒壊が多数みられ、学校の被害も大きかったことが二十八日、東北大・災害制御研究センターの源栄正人教授らの現地調査で分かった。
子どもや乳幼児に多数の犠牲者が出てもおかしくない激しい揺れだったが、震度6クラスが三度続いたにもかかわらず死者はなく、宮城県まとめで五百人を超えたけが人もほとんどは軽傷だった。同教授は「死者ゼロは奇跡的だ。最大震度6強は二十六日早朝。震度6弱の未明の地震で住民が住宅の中でより安全な場所で寝るなど、警戒したためではないか」と分析している。
源栄教授らは地震発生翌日の二十七日、震源に近く被害が集中した宮城県鳴瀬町、矢本町、南郷町などの住宅や公共施設の被災状況を調査。全壊や一部倒壊した家屋の大半が建築基準法改正で耐震基準が強化された一九八一年以前のものと分かった。
建物の被害が比較的少なかった八一年以降の家屋でも食器棚やたんすなどの倒壊が激しく、小さい子どもや乳幼児が下敷きとなり死亡しても不思議ではない状況だった。
(共同)