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二十六日の未明と朝、七時間の間隔を置いて宮城県北部のほぼ同じ場所で起きた二つの地震。専門家は「一連の活動で、ワンセットの地震だ」と見ている。一方、宮城県沖地震の発生に与える影響については「考えられない」とする見方が大勢を占めている。
二つの地震を比べるとエネルギーは後の方が十数倍大きいが、震源の場所や深さがほぼ同じで、タイプもそっくり。地震予知連絡会会長の大竹政和東北大名誉教授は「内陸の浅い場所では、二つがセットになって起きる双発型の地震が過去にもあり、今回もそういう地震ではないか」とする。
双発型には一九四三年の鳥取沖の地震や、四九年の栃木県今市地震などがある。大竹会長によると、メカニズムはよく分かっていないが、後に起きる方がやや規模が大きい傾向があるという。
一方、阿部勝征東京大地震研教授は「朝が本震で、未明は比較的大きめの前震だ。未明の地震が次の地震を引き起こしたのではなく、一連の活動の始まりが未明にあって、その流れで朝の本震が起きたと考えられる」と解説している。
阿部教授は「近い将来に想定される宮城県沖地震の震源域周辺で地震活動が活発になっている。今回もその中の一つで、注目していく必要があるが、宮城県沖地震の発生に直接影響するとは考えられない」としている。