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(回答先: 伊豆半島東方沖で地震多発 投稿者 へなちょこ 日時 2003 年 6 月 16 日 15:34:54)
この無感地震をANS観測網の会員である熱海の観測者が捉えていたようです。下にデータをまとめてみました。ANS観測網では石田研究所の地震発生理論に基づいて、簡易メーターによる電磁波観測と、方位磁石(コンパス)による局所的な磁場異常観測を全国ネットのボランティアの協力で実施しています。
http://www.ailab7.com/ans.html
http://www.ailab7.com/ishida.html
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[6/9] 16:00 コンパス異常なし(セルセンサー0.1mG異常なし)
[6/10] 16:30 コンパス異常なし(セルセンサー0.1mG/垂直面0.15mGに若干アップ )
[6/11] 13:30 コンパス異常なし(セルセンサー0.1mG異常なし)
[6/11] 23:15 セルセンサー 南北東西 0.1mG/垂直面微妙0.1以上0.2位
[6/11] 23:15 コンパス西へ3度(本日未明より)
[6/12] 13:30 コンパス西5度(セルセンサー0.1mG異常なし)コンパスは昨日より始めて動きました。
[6/13] 13:30 コンパス西3度(セルセンサー0.1mG異常なし)
[6/14] 13:30 コンパス西3度(セルセンサー0.1mG異常なし)
[6/15] 16:00 コンパス西3度(セルセンサー0.1mG異常なし)
[6/16] 13:45 コンパス西へ3〜4度(セルセンサー0.1mG異常なし)
[6/17] 13:25 コンパス西2度(セルセンサー0.1mG異常なし)
[6/18] 13:00 コンパス西ヘ3度位 微妙(セルセンサー0.1mG異常なし)
[6/19] 13:30 コンパス西へ3度 (セルセンサー0.1mG異常なし)
[6/20] 13:20 コンパス西2度(セルセンサー0.1mG異常なし)
[6/21] 13:30 コンパス異常なし(セルセンサー0.1mG異常なし)
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・13日夜に始まった群発地震の前から(10日夕刻)電磁波が若干大きくなっています。
・11日深夜にはコンパスにも異常が現れ、12日には西へ5度と最大の異常値を観測しています。
・12日以降は電磁波には異常がなく、コンパスだけが、西へ2〜4度の異常を示しています。
・コンパス異常が完全に正常に戻ったのは、21日になってからでした。
・震源が浅い、近くの地震ならば、小規模地震でも簡易メーター、コンパスで検知できるようです。勿論大地震ならば、もっと明瞭な反応があるはずです。
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以上がまとめですが、ANS観測網では老人、婦女・子供を避難させたほうが良いような大地震の検知を目的としておりますので、今回のような小地震を検知することが目的ではありません。
しかし、これは電磁波異常観測と、局所所的磁場異常観測という二つの観測方法が今後起こる大地震の前兆検知に有効であることを示す実例であると考えています。なお深度が70キロもあった宮城沖地震(5/26 M7.0)では反応がありませんでしたが、深い場所の地震では被害もまた少なく、避難までは必要としないものと考えております。
ちなみに関東大震災は最近になって判明したことですが、深度23キロで、神戸の地震は震度20キロでした。
観測網はまだまだ、十分の密度ではありませんので、ボランティア観測の会員を募っております。