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ネズミ、やっぱり大地震を察知? 電磁パルスが脳を刺激
大地震の前になぜ動物が騒ぐのか。昔からの言い伝えを解明するような動物実験に、大阪大の研究グループが成功し、ハワイで開かれている国際学会・生体電磁気学会で24日(日本時間)、発表した。大地震の前に特殊な電磁パルス(瞬間的な電磁波)が観測されるため、パルスをネズミに浴びせたところ、脳が刺激されて異常行動が起きた。
実験したのは大阪大大学院理学研究科の池谷元伺教授と大学院生の横井佐代子さん、同大蛋白研究所の八木健教授らのグループ。
きっかけは同研究所で飼っていたネズミが阪神大震災の直前、異常な行動をしたことだった。
同研究所では、体内時計(24時間ごとに繰り返す生体のリズム)の研究のため、ネズミの動きを数値化し、30分ごとに自動記録していた。震災後に解析すると、地震の1日前から動きが急に激しくなり、普段は休む時間帯も動き回った。過去15年間の研究で初めて観測された異常さだった。
池谷教授らは、地震前の何らかの信号がネズミの体内時計を狂わせたと考えた。そこで大地震が起きる前と同程度の電磁パルスを作り、ネズミに浴びせた。電磁パルス(強さは10ボルト/メートル)は、人が全く感じないほど弱いが、ネズミは落ち着かなくなり、ケースの中を盛んに動き回り、顔をかいたり、床のおがくずに頭を突っ込んだりした。生化学試験で、電磁パルスが脳内の体内時計に影響し、ストレスを増大したことも確認した。
電磁パルスの発生源は、雷など地震以外にもある。
◇ ◇
◆東海大地震予知研究センターの長尾年恭センター長の話
客観的な地震前の測定データをもとに脳内物質の変化も調べ、動物の異常行動を初めて科学のテーブルに載せた研究として、非常に高く評価できる。これまでのナマズとか動物の異常行動はすべて、事後調査で信用されなかった。最近の知見では、実際の地震が始まる前に地中で微小な破壊が徐々に進み、その過程で電磁波が生じると考えられている。 (06/25 17:19)
http://www.asahi.com/science/update/0625/003.html