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(回答先: インターネット犯罪者から自分のパソコンを守れ! 投稿者 愚民党 日時 2003 年 9 月 04 日 07:20:27)
この記事も勉強になります。
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♪ こんぴ〜た・ウィルスってなに?なに? 講座 ♪
http://www.netpub.tsuzuki.yokohama.jp/j/internet/howto1-5.html
(〜1998年作成)
『コンピュータ・ウィルス』とは人間に感染する病気のことではありません。コンピュータだけに感染して、大切なデータを破壊したり、コンピュータを操作できなくする『悪玉プログラム』もしくは『悪玉マクロ』のことを言います。この『コンピュータ・ウィルス』は装置そのものを物理的に破壊することはありません。ですから、一度、昇天してしまったパソコンでも、ディスクを初期化して、最初からシステムを作り直せば、正常に使うことができます。この点も、生物の『ウィルス』とは違うところです。
コンピュータで使うファイルは大きく2つのタイプに別れます。
処理を行う『プログラムファイル』や『マクロファイル』と、処理を受けるだけの『データファイル』です。『コンピュータ・ウィルス』は、前者の「処理を行う『プログラムファイル』や『マクロファイル』」に感染します。このファイルにはコンピュータを制御する命令が書かれているので、その中に入りこめば、これらが実行される時に、コンピュータの制御を途中から奪うことができます。
※[2003年監修]
「コンピュータ・ワーム」について
ここで紹介しているのは古い形態(レトロ)のウィルスですが、Eメールを使ったり、直接通信を行って感染を拡大するウィルスがあります。ネットワークを通じて感染するこのタイプのウィルスを特に「ワーム」と呼んで区別しています。
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1.発祥の地は?
中近東ではないです。僕の知る限りでは、あるプログラマが自分のプログラムの不正コピー&使用を警告するために、『プログラムファイル』に組み込んだと言うのが始まりだと聞いたことがあります。日時などを条件にして、画面にメッセージを表示するものだったようです。この『プログラムファイル』を悪用して改造したものが出回るようになり、これが『コンピュータ・ウィルス』の始まりとなったと言うことです。この説、正しいのか確かめることが困難で、ほんとうのことは良くわかりません。
2.本当の怖さは。。
画面にメッセージを表示する部分を「ディスクの初期化を行う命令」に書き換えてしまえば。。画面にメッセージが表示される代わりに、システムの入ったディスクが初期化されてシステムが消滅します。また、「システムの重要なファイルにイタズラ書きをする命令」に書き換えただけでも、そうとう困ったことになります。
以上のような被害は、自分が泣くだけで済みますが、『コンピュータ・ウィルス』が本当に恐ろしいところは、なるべく潜伏期間を長くして、できるだけ多く、他人のパソコンに感染する機会を持つ点だと思います。手段としては一つしかなく、『プログラムファイル』『マクロファイル』や「ブート・セクタ」にかたっぱしから自分のコードを複製していく方法です。(これを寄生するとも言います。)
#『書き込みのできない媒体』には寄生ができません。
沢山の『プログラムファイル』『マクロファイル』に寄生しておけば、外部へ感染する機会が増えます。その内の一つがネットワーク上のファイルとして登録されたり、Eメールで送付されたり、フロッピーディスクに格納されて人の手に渡るなどしたなら、それで、後は起動されるだけで、他に感染することができます。
3.感染の基本的なメカニズム
昔は、『プログラムファイル』内に『ウィルス』が複写されるだけでなく、「ブート・セクタ」とよばれるディスクの特別な場所に『ウィルス』が複写されるものがありました。
「ブート・セクタ」に複写するのには理由があります。『システムの起動時に、かならず、この部分が参照される』原理的な仕組みに着目しているためです。この時に『ウィルス』がメモリに入りこんでしまいますので、後は自在にイタズラができます。
「感染」は、正しく言えば、『コンピュータ・ウィルス』がメモリに入りこんで、初めて感染したことになります。それは、前述のように、「ブート・セクタ」に『コンピュータ・ウィルス』が入っていた時はシステムの起動時に入りこみ、『プログラムファイル』『マクロファイル』に入りこんでいた時は、それらが実行されてメモリにロードされた瞬間です。 メモリに入り込んだ『コンピュータ・ウィルス』が行う仕事は、自分の複製を作ることと条件があえばイタズラをすることだけです。
4.なぜ、今、ウィルスが驚異なのか。。
以上の説明のように、感染すると言っても、昔は、フロッピーディスクなどの媒体による感染がほとんどでした。ところが、近年、インターネットによる通信がさかんになり、ファイルに寄生した『コンピュータ・ウィルス』が回線・サーバを通じて広範囲に闊歩する危険が多くなりました。場所の制約を受けず、通信回線を使って広まることから、その脅威は前よりも大きくなったといえます。
5.どうしたら防げるのか。
取り合えずは、最新の『ウィルス駆除ソフト』を購入して、自分のパソコンをチェックしましょう。もし、感染していたら、知り合いに迷惑をかけている恐れが大です。また素性のわからない『プログラムファイル』や『マクロファイル』は、たとえ受け取っても、絶対に起動しないことです。
6.Eメールは大丈夫か?
Eメールは「テキストデータ」です。開いて見るぶんは問題はありません。
問題になるのはクリップされているファイルの一部の種類のものです。「テキストデータ」に添付されている「アイコン」ですが、.GIFとか.JPGとか.BMPとか言う名前の付いたデータは「テキストデータ」と同じ『データファイル』の仲間で、ダブルクリックして開いても問題はありません。
問題となるのは、『プログラムファイル』や『マクロファイル』(ワードやエクセルのデータ)です。これらは、ダブルクリックすると、プログラムとして実行され、メモリ内にロードされます。『コンピュータ・ウィルス』が寄生していたら感染してしまいます。この場合は、これらのファイルに『ウィルス駆除ソフト』のチェックをかけてから開くようにしましょう。
7.ホームページは大丈夫か?
ブラウザで見るぶんは問題ありません。しかし、『プログラムファイル』や『マクロファイル』(ワードやエクセルのデータ)をダウンロードできるサイトでは、ダウンロードした後に、『ウィルス駆除ソフト』を使い、ダウンロードした『プログラムファイル』や『マクロファイル』(ワードやエクセルのデータ)をチェックして大丈夫かどうか確認しましょう。
8.ウィルス撲滅のために!
被害の届け出は『ウィルス駆除ソフト』の作成元の会社で受け付けています。
また、その会社のホームページでは最新のウィルス情報を見ることができます。さらに、こまめに『ウィルス駆除ソフト』のバージョンアップをしておき、定期的にパソコン内の全ファイルをチェックする習慣をつけましょう。これで、安心してインターネットを楽しむことができます。
※[2003年監修]
「『ウィルス駆除ソフト』のチェック」について
このソフトは万能ではありません。「最新のウィルスパターン」を持っていないと、最近のウィルスはまったく検知できません。言うまでもありませんが「未知のウィルス」には何の効果もありません。かといって導入しなければ、防御できるウィルスにも感染してしまいます。ということで、このソフトを過信することなく、頻繁に「最新のウィルスパターン」を取り寄せ、こまめにチェックをすることが大切です。
著:インターネット利用快適化向上委員会(コンピュータ・ウィルス編)
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