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(回答先: コンピュータ用語辞典リンク集(URL紹介) 投稿者 愚民党 日時 2003 年 8 月 30 日 00:00:47)
自分が高校を卒業したのは1971年でした。軽印刷会社に就職しました。
軽印刷とはイギリスとアメリカにおいて発展しました。
タイプした原稿をそのまま印刷機にかける手軽さが活用されていったのです。
重印刷機はやはりドイツのハンデンベルクです。
この印刷機は中古でも高く売れました。鉄素材が違うらしいです。
デンマークの重印刷機も人気がありました。
当時の軽印刷とはタイピストが直接、原稿をろう原紙に打つ原紙版を印刷機にかけ
印刷する輪転機。これはイギリス製。孔版印刷の自動化輪転機です。
タイピストが印刷タイプ専門用紙に打つ清打。それをエレファックス原紙に焼きつけ、
これを軽オフセット印刷機にかけ印刷する。
エレファックス製版機の主流は岩崎通信でした。
機械はトーコーでした。
さらに濱田印刷機も主流でした。
アメリカが発明したと思います。磁気と化学反応による印刷版でした。素材は紙。
印刷原稿をフィルムにおこし、それをアルミ版に焼きつけるアルミ版版による
オフセット印刷、これは日本の印刷機メーカーでした。
71年に三菱製紙と富士写真が銀による印刷版を開発しました。シルバー版です。
これはアルミ版に印刷しあがりが接近しました。
70年代にはエレファックス印刷が主流でしたが、80年代はシルバー版が主流と
なりました。
軽印刷機は80年代から一挙にデジタル機能が搭載されていきました。
製本で使用する裁断機もコンピュータ付きとなりました。
印刷機とデジタルコンピュータは相性が良かったのです。
印刷だけでなくあらゆる製造機にコンピュータが搭載されるようになりました。
これが80年代の工場における革命仕様です。
90年代からパソコンは各事業所に一挙に浸透していきました。
自分で資料などは印刷ができ、あとはコピー機で複写。
こうして街のの軽印刷会社は淘汰されてしまいました。
72年頃、駅で仕事が終わり家に帰るとき
電電公社(NTT)に就職したクラスメートに会いました。
彼は研修帰りでした。
「勉強がすざましかったよ」と彼は言いました。通信に関する勉強です。
70年代から80年代NTTの社員はすざましく通信に関して勉強していったと思います。
通信系企業に働く人々は生き残りをかけて、過労死になるほど
学習していったのです。
それが今日のインターネット環境であると思います。
インターネットとはMS社のみで成立したのではないのです。
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情報・通信辞典e-Words
http://www.inv.co.jp/~yoshio/DW/DWLink.htm
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