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(回答先: Re: Linux、自分も真剣に勉強します。 投稿者 愚民党 日時 2003 年 8 月 28 日 00:10:46)
私はLinuxを2年ほど使って来ました。
まだまだ知らないことは多々ありますが、とりあえず何不自由なく使えています。
その経験からいくつか書いてみたいと思います。
「勉強」の仕方。
これは座学でやるのでなくとにかく一台Linuxマシンを作って使ってゆくという
実践的な方法が早道だと思います。
私の場合にはインストールが成功したらすぐメール環境とWebをLinuxでだけで
使うようにしました。
こうして毎日使っていればいやでも覚えてしまいます。
最新のスペックのマシンだと人柱になってトラブルを招きますので
一年ぐらい前のパソコンが最適です。
活用日記にはWindowsとのデュアルブートとかが載っていますが
予算が許せば専用機にする方がよけいなトラブルを避けられます。
どのディストリビューション(配布パッケージ)にするかという最初の難関が
あります。少し使いこんでみると、どれでも大差ないということがわかってきますが
初心者が日本語入力などに苦労しなくて済むのは第一にVine Linux、次にTurbo Linux
だと思います。
インターネットでISOイメージをダウンロードしてCD-Rに焼いてインストールCDを
作ることができますが、こうした無料のfpt版には含まれている日本語フォントが
フリーのものだけしかない、かな漢字変換システムもフリー版しかないという
問題があります。Linux雑誌の付録に付いているのもこうしたftp版です。
フォントは、MS明朝などをLinux側にコピーして「使うことはできます」が
ライセンス的には、MSがそれを認めていないという問題があります。
かな漢字変換はフリーのものはそれなりの賢さでしかありませんので
いらいらすることになるかも知れません。私はATOK Xを別途購入して使っています。
製品版のパッケージにはこうしたフォントやかな漢字変換ソフトが含まれていますので
お得かも知れません。
エディタはもちろんEmacsがありますが、そのほかにもたくさんあります。
私が使っているフリーのものだとne。これはMS-DOSのVZ Editor下位互換?のもの。
あとviの高機能版のjvim。
WindowsのWZ EditorをLinuxに移植したXZ Editor。これはまだ評価版なので無料で
使えています。
そしてMifes for Linux。ダウンロード版は6000円の優待価格だったので買っちゃいました。
私は以前からエディタはパソコンを使う上での基本ソフトという考えなので
Linuxでもいろいろなエディタをその日の気分で使い分けています。
Windowsから移行したときに感じるLinuxの一番の弱点はプリンタ関係だと思います。
一応大抵のプリンタは動作しますが、やはり最新モデルは無理のようです。
最近はやりの複合機も危険かな。
私がLinux側で使っているのはCanonのモノクロレーザプリンタだけで
デジカメ画像の印刷は今でもWindowsでPM-4000PXを使っています。
もう数年すれば状況が変わる可能性も大ですが、現状ではフォト印刷は
Windowsでする方が確実です。
DVDプレーヤはありますが、ビデオ編集もまだWindowsでした方が確実です。
一応Windowsでやれるの大抵のことはLinuxでもできますので、暇があれば
いろいろチャレンジするのが楽しみになったりもします。
ということで、まずインストールして使ってみる、Web閲覧やメールの送受信を
Linuxに移行してみる。
というのが習得の早道と思います。