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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030825-00000005-inet-sci
昨今のインターネットでは、ありとあらゆるところに「スパム」が存在する。メールや掲示板で、そして SEO にも。
SEO における「スパム」行為は定義が難しい。スパムか否かは個人・業者によって捉え方に差があるようだが、当社では「ユーザからもロボットからも同じ見え方をする」というのが正当で、「ユーザから見たものとロボットから見たものが違う」というのがスパムである、と考えている。つまり隠し文字やクローキング、リンクファームなどが該当する、という認識だ。(リンクファームもほとんどのユーザはその存在に気付かない)
さてここで使用されている「スパム」という単語、そもそも何のことなのだろう?
Spam[名]【商標】スパム(米国・英国製の豚肉の缶詰)
spam[動]【コンピュータ】(ネットのあるメールアドレスに)同一メッセージを大量送信する、くずメッセージをあちこちに書き込む
※EXCEED英和辞典より
…なぜ豚肉の缶詰とスパムが? 豚肉の缶詰が誰に迷惑をかけてるんだ?
そこでこのスパムについてググって(Google で検索して)みた。さまざまな噂があるようだが、どうやらネット上におけるスパムの語源については「モンティパイソン」説が有力なようである。
モンティパイソンとはイギリスのコメディアングループである。彼らが BBC のコメディ番組で「スパムスケッチ」というコントをやったのがきっかけとなったようだ。
このコントでは「スパム」という言葉を何度もクドイほど繰り返すのだが、実はそのspamの「a」の部分をのばすと「sperm」に聞こえるという下品なネタ。そしてその「不快でクドイ」というのが、ネット上のスパム行為に結びついたということである。
では豚肉の缶詰、スパムはどんなものなのか。Hormel 社のスパム缶を入手することができたので、食べてみた。
スパム料理には様々なものがあるようだが、ひとまずラーメンに入れてみた。かなり塩分がきつい。好みは別れるようだが、スパムは米国では人気があるらしい。「スパム料理」でググってみるといろいろな調理法が出てくるので、興味のある方は是非試してみて欲しい。塩分が多いことに注意して。
ちなみに、Google でも利用されているプログラミング言語「Python」。こちらの語源も、作者がモンティパイソンのファンだったからだとか。意外なところに共通項があるものだ。
記事提供: ファンサイド http://www.fanside.co.jp/
(※編集部注:「スパム」の語源については、
実は RFChttp://www.alpha-net.ne.jp/users2/airhead/ja/rfc2635j.html にも記載されている。
RFC2635 第2章を参照のこと)
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[8月25日1時1分更新]