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(回答先: 【セキュリティ関連の広報で】ネットワークに依存しすぎた〜マイクロソフト【これからは紙媒体とかでも連絡←遅すぎるゾ】 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 8 月 23 日 11:38:16)
産経新聞8月21日
「ブラスター」個人ユーザーに大きな被害 信頼揺らぐMS
最悪の大規模ネット障害こそ回避されたものの、多くのパソコンに感染し
て被害をもたらしたコンピューターウィルス「ブラスター」に関連してマ
イクロソフトは二十日、説明会を開き、周知方法の多様化やサポート体制
の強化など、セキュリティー重視の体制づくりを進める方針を打ち出した。
しかし、基本ソフト(OS)の脆弱性を発見して修正ソフトを配信すると
いう現在の対策手法には限界も指摘されている。今回のような騒動が再燃
するようであれば、ネット社会を事実上一社で支えるマイクロソフトに対
する信頼は崩れかねない。(谷口正晃)
ウィンドウズ離れ拍車も
説明会の冒頭、マイクロソフト日本法人の東貴彦取締役は“ブラスター騒
動”の反省点として、
1、対応策の配信がネットに依存し過ぎた
2、OSの脆弱性の危険性が十分に伝わらずに対応策を取ってもらえない
ケースが残った――などを挙げ、「結果として個人ユーザーの被害が大き
くなり悔しい」と述べた。
対応策としてウィルス駆除とOS修正プログラムが入ったCD−ROM
を無償配布することにしたが、個人ユーザーによっては、CD−ROMを
入手するまでに約二週間近くパソコンが使えないままになる。
また、有償でパソコン修理を頼んだユーザーも出ており、マイクロソフ
トに対する信頼は大きく揺らいだ。
同社はウィルス被害が相次いだことを受けて一年半前、セキュリティー
重視の姿勢を打ち出し、欠陥が発見された場合は、積極的に公表し、修正
ソフトを配布することを繰り返してきた。
しかし、実際に修正ソフトを組み込む率が低いことは今回の感染件数か
らすれば明らか。その実効性に対する疑問の声は根強い。
また、同社が欠陥情報を公表するのは今年に入ってすでに三十回を超え
ている。うち「緊急」対応を要する情報の公表は十三回。
しかも、組み込めば解決するはずの修正ソフトを組み込んだところ既存
システムに支障が出たケースさえある。企業では修正ソフトのテストを行
うところがほとんどという状況だ。
このまま、個人ユーザーの被害を減らす実効性のある措置が取れなけれ
ば、パソコン知識が増えたユーザーを中心に「ウィンドウズ離れ」の動き
が広がり、オープンソースOS「リナックス」や「マック」にシェア拡大
のチャンスを与えることになりそうだ。