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(回答先: DirectXへの攻撃が近い!今すぐWindowsへパッチを!(CNET Japan) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 8 月 19 日 21:16:21)
Windowsワーム感染拡大が物語る「パッチの限界」
http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0308/18/epn13.html
MSBlastの感染拡大力は、セキュリティホールを埋めるために今日存在し
ている手法が抱える、「深刻な脆弱性に対応するには時間がかかりすぎる」
という問題点を浮き彫りにした。
Windowsのセキュリティホールを狙ったワーム「MSBlast」が先週、感染
を拡大した(8月12日の記事参照)。これを受け、コンピュータをセキュ
アに保つためのソフトウェアパッチの有効性について、改めて懐疑的な見
方が浮上している。
MSBlastワームの感染拡大力は、セキュリティホールを埋めるために今
日存在している手法が抱える、「深刻な脆弱性に対応するには時間がかか
りすぎる」という問題点を浮き彫りにした。MSBlastについてはプログラ
ミングのまずさも指摘されているが、このワームはネットを介して急速に
感染を拡大、多数の企業とインターネットサービスプロバイダーに内部的
な混乱を巻き起こした。
例えばフロリダ大学では、広範な取り組みにより校内システムに厳重に
パッチを当てていたにもかかわらず、ダイヤルアップで同校ネットワーク
につながれた、脆弱性を抱えたままの1台のPCのせいで、数百台のシステ
ムに被害が及んだ。「多数の小さな部署のリソースの問題を考えると、
(パッチの適用は)人が思うほど簡単ではない」と、同校ネットワークセ
キュリティエンジニアのジョーダン・ウィーンズ氏は語る。
Microsoftは、より多くのコンシューマーや企業顧客に最新のパッチを
適用してもらうために、ユーザー教育や自動化を進めている。だがそれで
もまだ、自分のコンピュータの脆弱性に全く気を払わないPCユーザーは多
い。
今回のワーム蔓延の教訓は「パッチ適用によってコンピュータの安全が
守れるとは限らない」ということかもしれない。
脆弱性評価会社Qualysによると、パッチの適用は企業のセキュリティ戦
略の一側面にすぎず、誤りを免れないものととらえるべきだという。同社
が7月に発表した調査報告によると、脆弱性を抱えたシステムのうち、パ
ッチ発行から1カ月以内にそれが適用されたシステムは、全体の半分とな
っている。地域ISPのBrightNet Oklahomaによると、ホームユーザーのパ
ッチ適用率はさらに低い。