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(回答先: 不正アクセスを受けていたGNU ProjectのFTPサーバ 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 8 月 19 日 22:12:15)
完全性チェック抜きのコンパイルは危険――tcpdumpなどにトロイの木馬の恐れ
http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0211/14/n27.html
CERT/CCは米国時間の11月13日、フリーのパケットキャプチャツール
「tcpdump」と、パケットをキャプチャするためのライブラリである
「libpcap」に、トロイの木馬が仕込まれている恐れがあると警告した。
CERT/CCは米国時間の11月13日、ネットワークの障害解析などに利用さ
れているフリーのパケットキャプチャツール「tcpdump」と、パケットを
キャプチャするためのライブラリである「libpcap」に、トロイの木馬が
仕込まれている恐れがあることを警告した。
トロイの木馬が混入している恐れがあるのは、日本時間に直すと11月11
日午前1時前後に「http://www.tcpdump.org/」よりダウンロードされたソ
ースコードだ。配布元では11月13日よりトロイの木馬入りバージョンのダ
ウンロードを停止しているが、ミラーサイトにはまだ残っている可能性も
ある。
11日前後にソースコードダウンロードを行っている場合は、MD5チェッ
クサムを検証するべきだ。ファイルサイズや問題の報告者が、正しいソー
スコードとトロイの木馬入りソースコードのMD5チェックサムを公開して
いる。CERT/CCでも同様に、MD5を用いて、そのソースコードが正当なもの
かどうかを確認するよう推奨している。
なお、もしこのトロイの木馬入りバージョンをダウンロードし、コンパ
イルしてしまうと、幾つかのステップを経て、外部ホストへの接続を試み
ようとする。この接続がユーザーにばれないようにする細工も施されてお
り、最悪の場合、攻撃者がマシンにリモートからアクセスし、コンパイル
を行ったユーザーの権限でプログラムなどを実行する可能性もある。
報告者も指摘しているが、この件は、7月末にOpenSSHにトロイの木馬が
仕掛けられたケースを思い起こさせるものだ。10月にはSendmailでも、ソ
ースコードにトロイの木馬が仕掛けられた可能性が警告されている。
問題のないtcpdumpとlibpcapはSourceForge.netよりダウンロード可能
だ。だがかつてのように、提供者の善意を信じて、ダウンロードしたもの
をそのままコンパイルするといったやり方は、もう通用しなくなっている
のかもしれない。今後、何らかのプログラムのソースコードやパッケージ
をダウンロードするときは、いかなる場合においてもMD5チェックサム、
あるいはPGP署名などを用いて、それが正しいものかどうかを確認するべ
きだろう。
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