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http://www.asahi.com/tech/asahinews/TKY200308080190.html
情報処理振興事業協会セキュリティセンターは8日までに、7月の国内でのコンピューターウイルスの届け出状況をまとめた。それによると、ウィンドウズの安全上の欠陥を悪用したウイルスが増加しており、中には、電子メールを開いただけで感染するものもあるという。
同センターによると、7月に届け出のあったウイルスは39種類、1411件。そのうち、ウィンドウズの欠陥を悪用したウイルスが985件で、約7割を占めている。4月に初めて届け出があった「フォートナイト」もそうしたウイルスのひとつで、6月は29件、7月は71件と、届け出件数が増加している。
フォートナイトは、電子メールを媒介として増殖する。添付ファイルとして届くのではなく、本文に不正な記述を書き込んでおり、ウィンドウズの欠陥を修正していないと、電子メールを開くだけで感染してしまうという。
同センターは、今後、こうしたウイルスの被害が拡大する恐れがあるとして、マイクロソフト社のウェブサイトにある「ウィンドウズ・アップデート」を使って、早急に欠陥を修正するよう、呼びかけている。 (2003/08/08)