現在地 HOME > 掲示板 > IT1 > 120.html ★阿修羅♪ |
|
http://www.asahi.com/business/update/0808/002.html
割安な料金で通話できるIP(インターネット・プロトコル)電話に、「03」や「06」など固定電話と同じ市外局番で始まる番号の割り当てを認める条件を総務省が決めた。近く実施する。固定電話並みの音声品質の確保を求めるなど、「かなり厳しい条件」(通信会社幹部)を課し、それを満たせば使い勝手が固定電話とほぼ同じになる。固定電話の契約をうち切ってIP電話に切り替えた利用者が同じ番号を使い続けることも可能になり、IP電話の普及が一気に加速する可能性がある。
IP電話は、インターネット技術を利用し、音声データを細切れにして効率良く送信する。固定電話に比べて低価格での通話が可能で、ブロードバンド(高速大容量通信)の普及に伴い、個人を中心に利用者は現在、数百万件に達する。
IP電話同士で通話する場合や、IP電話から固定電話に発信する時は、050で始まるIP電話専用の番号を使う。また、これまで固定電話からIP電話にかけることはできなかったが、今秋から050で始まる番号でかけられるようになる。
IP電話の利用者に固定電話の加入を義務づけ、その電話番号を識別用に借用している例も多いが、これだと固定電話からIP電話への着信はできず、固定電話同士の高い料金が課せられる。
この050番号制に対し、利用者からは「固定電話と同じ番号を利用したい」という不満が多く、総務省は有識者らによる研究会で番号のあり方を検討、7日までに固定電話と同じ番号を割り当てる条件を決めた。
固定電話と同じ使い勝手にするため、110番や119番などの緊急電話に必ず発信できることも条件に加えるほか、通信が途中で途切れないように予備の機器を設置することも義務づける。犯罪などに悪用されることを防ぐため、割り振られた市外局番以外の地域でIP電話を使おうとしても使えなくなるような技術措置も義務づける。 (08/08 03:01)