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秋田市景観賞を受賞している同市保戸野中町通りへのマンション建設計画をめぐり、地元に住む辻兵吉・秋田商工会議所会頭(77)のグループ企業5社が3日、仙台市のマンション業者から建設予定地(約1230平方メートル)を1億6500万円で購入した。マンション計画に対しては住民が反対運動を展開しており、業界筋によると「住民の反対運動を受けて予定地が購入され、マンション問題が解決するのは異例」という。
建設予定地は、緑の多い住宅街にある元日銀秋田支店長宅。保戸野中町通りは1983年に市都市景観賞を受賞、90年には通り沿いの秋田聖救主教会が市有形文化財に指定されている。
7階建て、高さ20メートルという業者のマンション計画に「景観が壊される」と住民が今春から反対運動を開始。住民は予定地の購入希望者を探したが見つからず、8月下旬、家族が反対運動に参加していた辻会頭に嘆願書を提出したところ、辻会頭の傘下企業5社が“助け舟”を出したという。
5社のうち、秋田ゼロックスの蒔苗昭三郎社長は「厳しい額だが、住民の思いに協力した」といい、現状の景観を維持するという。
住民運動の代表(79)は「反対運動に意味もあったが、辻会頭がいなかったらどうなっていたか…」とほっとした表情。これに対し、土地の売却に応じたマンション業者の担当者は「致し方ない」と話している。
[河北新報 2003年09月04日]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030904-00000002-khk-toh
★ 日本中どこでも、似たようなコンクリートの固まりを作って、安易な商売をしている不動産ディベロッパーへの警鐘となった、住民運動の成功例。