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祝「地域」板確立!
食の安全と地産地消 「練馬の農業を考える集い」 東京都・練馬区
− 知ってる?うちの野菜の味 −
練馬区(岩波三郎区長)とJA東京あおば(加藤源蔵会長)は共同主催で、平成15年3月8日(土)石神井公園区民交流センターにおいて、“食の安全と地産地消”「知ってる?うちの野菜の味 練馬の農業を考える集い」を開催した。
同集いは、農業の持つ本来的機能である農産物の生産・供給だけではなく、農業、農地が環境、景観、教育などにもたらす副次的効果も重要視して、区民とともに「練馬の農業」を確立していくことを目的に意見交換の場として開催されたものである。
石神井の生産者の進行で始まった集いは、はじめに、女優・岸ユキ 氏から「四季を感じ、野菜の旬を知る」「ちょっと不便な生活を心がけて健康に生活する」など実際の農業体験談を交えての記念講演が行われ、その後、区内の生産者、消費者による「地産地消・食の安全性・食農教育」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。
生産者からは、「学校給食への地場産野菜供給の実例、直販における安定供給、価格設定の難しさ、農薬散布回数を減らすためのフェロモントラップによる防除の取組み、給食残さを原料とした肥料“練馬の大地”やたい肥による土づくりの努力、消費者にも食べることへのこだわりを持って欲しい」などの意見が出された。
消費者からは、「消費者が旬以外のものを求めすぎている、表示に関心を持つことが必要、生ごみリサイクルを行政ですすめて欲しい、生産履歴の表示をしてもらいたい」などの意見が出された。
また、会場の参加者からも「区立田柄小学校では食農教育の一環として農業体験を行い、農業に関わりながら心を育てていく取り組みをしている」などの発言があった。
主催者は、「練馬の農業を支えていくのは区民、消費者であり、これからもこのような集いを続けていきたい」と話している。
資料:東京都練馬区経済課都市農業係
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東京で農業をするには、消費者との連携が欠かせない。
一方、消費者は、「消費者は王様」、「賢い消費者」というキャッチフレーズに踊らされて、安さと見た目の良さに気を取られ、「食の安全」を蔑ろにし、旬の野菜の持つ旨さと旬ならではの高い栄養価を忘れてしまったのではないか?
世界貿易機関(WTO)の次期農業交渉では、コメの関税率の引き下げ要求も差し迫っている。先進国中、最も食料自給率が低い日本の農業は、さらなる窮地に追い込まれている。
今、言論の他に、一般人ができること、それは、消費者としての選択ではないか。