現在地 HOME > 掲示板
> 雑談専用２ > 924.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
> 雑談専用２ > 924.html
★阿修羅♪
|
|
(回答先: Re: 明らかに、厳密な意味で「個人」資産というわけではありません 投稿者 エンセン 日時 2003 年 8 月 15 日 14:52:14)
こんばんわ。
今日は、終戦記念日ということで、自民党、児玉誉士夫とGHQ、CIAについての簡単な話をしたいと思います。
1994年10月、アメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」が報じた内容では、アメリカの機密保持期限が切れた機密文書によれば1950年代〜60年代にCIAが秘密援助として「数百万ドルを自民党に投入していたことが明らかになった」と報じた。
記事によれば支払いは、アメリカと日本の間の貿易摩擦が増大し、日本が世界をリードする経済大国になったため、1970年代で終了したという。
記録のためにちゃんと言っておくと「ニューヨーク・タイムズ」が1994年に接触した自民党の代表者（中曾根）は「支払いのことなど一切聞いていない」と述べている。それでもさらに「ニューヨーク・タイムズ」は、大蔵大臣当時の佐藤栄作が1958年にアメリカ側にアプローチし、資金援助を要請したことが少なくとも一回あると報じている。
自民党支援のために日本企業によって設けられた賄賂資金が底をついたので、自民党はアメリカの援助が必要だと佐藤栄作は述べたというのだ。
CIAは、自民党の選挙活動に資金を与える計画を1958年に承認している。こうした言い訳をする際に必ず持ち出される論理的根拠は「野党である社会党もモスクワから資金援助してもらっている！」からであると至る所でCIAの上層部関係者は述べる。しかし、社会党がモスクワから資金援助を受けた根拠は無い。
はたして、自民党は「CIAの資金援助なしで38年間権力を維持することが可能だったのか？」という疑問にぶち当たる。だがその疑問に答えることは不可能である。
だがCIAの援助がなければそして、犯罪社会や多国籍企業の世界にCIA一派が入っていなかったら日本の政治の形はどこかちが違ったものになっていただろうと言い切れるだけの十分の事実は挙がってきている。
自民党の覇権のほとんど全期間に渡って、唯一の反対勢力（抵抗勢力）は、労働党や学生グループを支持母体とする日本社会党だった。
CIAは、社会党全体と同様にそっらのグループや組織にもCIA工作員を潜り込ませた。「ニューヨーク・タイムズ」で発言を引用されている匿名の元CIAエージェントによれば、自民党への反対勢力（抵抗勢力）を潰すことが「我々、CIAの最も重要な任務事項でした」とはっきりと述べています。
明らかに、CIAの援助なしでは日本における自民党の一党支配は「最も少なく見積もっても非常に心細かった」のである。
別のCIA職員は、アメリカの情報機関が自民党メンバー（党員）をつのるやり方を詳細に証言しておりそのCIA職員は「手の込んだ作業」と呼んだ。CIAとの連絡員には、下っ端の自民党議員だけでなく内閣の高官まで含まれていた。
日本の政治の操作は冷戦中のCIAの最大の秘密作戦の一つだったが、最も成功した例の一つだったため、冷戦が崩壊した今日でも世間の人は伺いしれないのが実状だと「ニューヨーク・タイムズ」は報じている。
児玉誉士夫について
日本側で中心的な役割を果たしたのは、戦時中大陸で暗躍し、軍の調達代理人となり戦犯として投獄される運命となった「児玉誉士夫」という名の男であった。
GHQとの協力は、ダグラス・マッカーサーの右腕にして情報責任者チャールズ・ウィロビー将軍との付き合いから始まった。
熱心な右翼だったウィロビー（マッカーサーは彼のことを「マイ・リトル・ファシスト」と呼んでいた）は、G-２という軍のスパイ・ネットワーク（現在のエシュロンの前身）を極東で統括していたがこのG−２が、一年以上CIAによって拘禁された日本の作家、鹿地旦氏の誘拐の張本人だったのだ。
米軍の高級軍人という地位を占めていたウィロビーだったが、彼が何に増して忠誠を尽くしたのは軍事的および反共的なことすべてだった。
実際は、ウィロビーはアメリカ人として生まれたのではなく、チェッペ・ワイデンバッハという名が本名でドイツのハイデルベルグで生まれたのである。
ウィロビーは731部隊の隠蔽工作にも関与している。
A級戦犯児玉誉士夫が、アメリカ陸軍対諜報部隊（CIC）に対するおよそ1億ドルの支払いと引き換えに1947年に刑務所から開放されるように手配したのは、何を隠そうウィロビーだったのである。
児玉は右翼過激主義者であり、ヤクザのリーダーでもあった。自前の資産を蓄えていったこの大悪党は、その金の力で麻薬と恐喝の親玉として自由自在に振舞うようになり、上海にある「新アジアホテル」を拠点に「児玉機関」を操ったのである。
ヘロイン（アヘン）に加えて、不法なだけでなくしばしば暴力的な手段で獲得した通貨、金、銃、爆薬、麻薬そしてその他多数の商品の取引をした児玉誉士夫は、独自の金と権力の帝国を打ち立てた。
日本の特務機関の上海事務所の資金を提供した児玉は、憲兵隊の後ろ盾として評判を得た。また、１９５０年には、アメリカ人ジャーナリストであるマーク・ゲインが「麻薬王児玉」というタイトルで「児玉誉士夫は麻薬から上がる利益が日本の軍事行動資金を補っている！」と報道している。
また、児玉誉士夫は自民党設立に大きく関わっており、彼の力がなければ自民党設立は不可能だったとまで言われています。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。