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(回答先: 馬場さんへ ご回答有り難うございます。 投稿者 如往 日時 2003 年 8 月 13 日 10:53:15)
> 馬場さん、こんにちは、ご回答有難うございます。
こんにちは.
> 馬場さんの論考はかつての「匿名希望」氏の心根に潜んでいた良心が表出したものかと、そんな想像をしてもいました。冷徹かつ精緻に展開がなされるほど、裏腹に、危機感や苛立ちの感情の振幅を両人の筆致に垣間見ることができました。また、座興にかまけることなきレスをいただき痛み入ります。
このスレの発端はマルハナバチさんが1年前の匿名希望氏とあっしら氏のディスカッションの一部
を紹介されたところにあります.私はまだその辺りを全部読み通していませんので,匿名希望氏の
人物像というのも浮かんできませんが,共通点を見出して頂けたのならうれしいです.
> 如往(ジョオウ)のHNには、 かくの如く来たれるものが「如来」ならば我々生類(衆生)はかくの如く往くものであろうと考え、さらに市井に身過ぎ世過ぎをたくしている身としては「正覚」には成れなくとも「覚有情」ではありたいとの願いを込めております。また、おそらく阿修羅に集う人々の心情の基底には世代や各自が経て来た体験を超えて同じようなものが流れているのではと、そんな想いを託している次第です。
なるほど...何となく納得します.私の仮名漢字変換もこの読みを覚えたようです.
> ここが局面の最も大きな展開の場になるのではないかと推測しています。以前、あっしら氏は「共産主義国家」の破綻原因として戦時国家体制にあったことを要因の一つに挙げていますが、国民経済に占める兵器産業の位置付け如何によって共同的資本主義はどのように変容するのか、期待を込めて馬場氏の理論展開を待ちたいと思います。
《共同的資本主義論》自体に軍事経済論を含める考えは今のところありませんが(大きくなり過ぎて
収束しなくなってしまうおそれがあるし,否応なしに国家論・政治論に踏み込まなくてはならなくなり,
経済論の範囲を超えてしまう…),むしろ,この板で縦横にディスカッションして頂けたらと思います.
《共同的資本主義》は無血・非暴力で実現可能としていますが,国民経済に組み込まれた軍事経済,
特にアメリカの軍産複合体の実態を想起すれば,それがはるかかなたに遠ざかってしまうのが見え
ます.なぜならエンセンさんの記事↑にもある通り,アメリカ政府は事実上軍産複合体に乗っ取られ
ているからです.日本経済が一国的にアメリカ支配から「出エジプト」するという可能性はあると思い
ますが,そのためには日米軍事同盟の構造解析を避けて通り抜けることはできません.Ddogさんは
抜けられないと見てますが,「海が割れる」ような奇跡でも起こらない限り不可能という感じもします.
(アメリカの軍産複合体に関わる政府予算では実質的に制度的な無利子金融を実施しているという
のも興味深い点です.あちらには軍需産業向けの推奨金という無利子融資制度があり,ほんのわ
ずかの手元資金を用意するだけで大きな契約が取れるような仕組みになっています.)
【アメリカ社会に根を下ろす血に飢えた化け物】http://asyura.com/0306/idletalk2/msg/839.html
> メルクマールが変革の現実的な力となることは大いにあり得ることだと思います。後は「共同的資本主義」が自分達にとって如何に価値があるのか、あるいは人類にとっての意義を明らかにして、浸透化を図っていくことだと考えます。さもなければ、絵に描いた餅に終わってしまうと想われるので。それは惜しいことです。
《共同的資本主義論》の利点は難しい理屈ではない,という点ですね.もちろん耳障りのいいキャッ
チコピーのように催眠的に浸透してゆくというたぐいのものでもありませんが.
> たしかに単なるエコロジカルな意識ではなく、地球史を顧慮した上でこれからの地球経営を展望していく必要があるでしょうし、多くの人々がそう自覚することが要件にもなるでしょう。アルファンド氏は天皇(なるもの)こそその最先端の結節点に会座するものと見ているようです。つまり、その兆し(響)によって我々日本人や人類が倫理的な高みにまで引き上げられ得るというものです。(俗物の私などは、そうかなぁ〜、と思ってしまうのですが。)
いろいろな不思議を見ることになるかもしれませんが,天皇制に関しては今のところ私には何とも
予見できませんね.政治的にあまりに右翼テロリズムに利用され過ぎているという点もあります.
右翼テロリズムが果たした(反動的)役割を過小評価することはできないと思います.
> 政府官僚の目覚めたる有志達が民間を先導してDriving forceを形成してゆけると手っ取り早くてよいのですが、これは夢物語に近いものですね。
官僚システムの上部構造が利権集団的なものになってしまっていますから,そこに参加するため
には踏み絵を踏まなくてはならない,つまり「グル」にならなくてはならないという構図があります.
> [It is the time.]、そう自ら宣言して歩み出していく同時代性を共有する日本人や地球人であって欲しいと思います。そのときをしっかりと掴み取るためにも他流試合をしながら研鑚を重ねてまいりましょう。
お手柔らかに,とお願いしておきます.
英治